中古車販売店がSEO対策すべきは地域キーワード
中古車販売店でもSEO対策が重要になっています。本記事ではSEOをどう対策したら良いかは最後に記載させていただき、中古車販売店が行うべきSEO対策についてメインでご紹介いたします。中古車販売店の場合は、立地にも寄りますが、店舗から車で20分～30分の距離にお住いの消費者（ローカルの場合は車で60分が対象になることもあり）がターゲットになります。そのため、地域の消費者から見てもらえたら意味はあるものの、全く違うところに住んでいる消費者に見てもらっても意味が無く、なかなかSEOとの相性が悪いと思われがちになっています。しかし、中古車販売店とSEO対策で相性が良い対策は存在しますので、その対策について詳しくご紹介させていただきます。
中古車販売店がSEO対策で抑えるべき視点は2つ
中古車販売店がSEO対策をする際に抑えるべき視点は2つあります。1つはキーワードによってSEO結果が変わるということ、2つ目は地域名かけ合わせキーワードのボリュームが一定数あるということです。それぞれについて詳しくご紹介します
中古車販売店のSEO対策①キーワードによってSEO結果が変わる
キーワードによってSEO結果が変わるというのはどういうことかというと、検索エンジンで検索した時に、東京にいるか大阪にいるかで同じキーワードであっても表示される結果が異なるということです。具体例として下記の画像をご覧ください。
■埼玉県和光市で「軽 中古車」と検索した場合
■大分県大分市で「軽 中古車」と検索した場合
■埼玉県和光市で「中古車」と検索した場合
■大分県大分市で「中古車」と検索した場合
「軽 中古車」と検索した場合は、どこで検索しているかが加味をされて、その地域の軽自動車中古車情報が掲載されているページが上位に上がってきました。一方で「中古車」と検索した場合は、埼玉県でも大分県でも検索結果上は同じものが表示されました。この様な形でキーワードによって検索順位が変わるものと、変わらないものがあります。（厳密には変わらない様に見えているものでも、検索順位が下に行くと若干変わっているなどはございますが、中古車販売店が抑えるべき点はその細かいところではございません。）
この機能を活かして行って欲しいことが何かというと、自社の店舗のコンセプトがある場合は、そのコンセプトのキーワードでは地域名を含まなくてもSEOのトップ3には表示できる様にして欲しいということです。分かりやすいように、少し、応用したキーワードで見てみましょう。
■埼玉県和光市で「ハイブリッドカー専門店」と検索した場合
■大分県大分市で「ハイブリッドカー専門店」と検索した場合
「軽 中古車」の時よりも分かりやすく検索順位が変わりました。大分県内にはおそらくハイブリッドカー専門店というキーワードでSEO対策をしているところが無く、結果的に近くの北九州にある車屋さんが表示されています。また埼玉県で検索した時は、ポータルサイトで近くのハイブリッドカー専門店のページが表示されていますが、こちらの会社様もきちんとホームページでSEO対策をすれば、おそらくSEOで上位を取れるようになっています。もちろん、全国的にSEOが強い会社様もいますが、その会社様よりも、地域に根付いた会社で、そのキーワードに合致していれば、その会社様の方が上位に上がってきます。中古車販売店がまず狙うべきは「どんなコンセプトのお店なのか？」を明確にして、そのコンセプトでSEO1位になるように対策をするべきです。
中古車販売店のSEO対策②地域キーワードのボリュームが一定数ある
冒頭でも認識合わせをさせていただきましたが、全国に店舗を構えている中古車販売店でなければ、全国どこで検索されても上位に出すようなSEO対策はしても意味がございません。中古車販売店向けのSEO会社や、少しSEOを勉強したWEB担当者様がやりがちなのが、キーワードのボリュームを検索して、ある程度ボリュームがあって、自社でも1位が取れそうなキーワードを選定し、そのキーワードで上位に上げて、流入数を増やすということです。流入数を増やすことは良いことですが、中古車販売店の場合は来店数を増やしてこそ意味があります。例えば「軽自動車 人気」「軽自動車 女性 人気」などが良い例です。このような情報関連キーワードは検索ボリュームが一定数多く、記事内の文字数を多くすることでSEOで上位を取りやすいキーワードになりますが、このキーワードをとっても来店に繋がるかどうかは微妙なところです。
そのため、弊社が推奨しているのは地域キーワードを取りましょうということです。地域キーワードというのはどういうキーワードかというと「埼玉 ハイブリッドカー」「埼玉 中古車」「和光 中古車」「大分 軽自動車」と言った地域名をかけ合わせをしたものです。SEO対策に慣れていない場合は、SEO対策になれる意味合いも込めて比較的簡単に上げやすいニッチな3語のキーワードのかけ合わせなどから対策をすることをおすすめしています。例えば「和光 軽自動車 お得」「埼玉 軽自動車 新古車」などです。ここで1つ気を付けていただきたいのが、車種を狙うと難易度は一気に上がってしまうため、「大分 スペーシア」などの車種含むキーワードは慣れるまでは狙わない様にした方が良いです。
ここで1つ気になってくるのが検索ボリュームだと思います。Google広告のキーワードプランナーで実際にキーワードごとのボリュームを見てみましょう。
もちろん、地域名を含まない方がボリュームは多いですが、上記でも見て分かる通り、一定数ボリュームは発生しており、対策する価値があるのはお分かりいただけると思います。また特徴的なのが「軽自動車 中古車」は「40」のボリュームに対し、「大分 軽自動車 中古車」は「140」のボリュームがあります。これは軽自動車に出てくる特徴ですが、消費者が近くで購買をしたい商材になればなるほど、地域名を含んでの検索ボリュームが多くなるということです。中古車に関しては、近くで購買をしたい商材になりますので、中古車販売店がまず来場を増やすためのSEO対策で行うべきは、この地域キーワードになります。
中古車販売店がSEO対策をするためにはどうしたら良いか
ここまでは中古車販売店がSEOで狙うべきキーワードについてご紹介させていただきました。おそらく、一般的に上がっている記事で、ここまで中古車販売の特徴を抑えたSEO対策について書かれているものはないのではないでしょうか？中古車販売の場合、WEB対策が一般的なWEBマーケティングは異なってくるため、広告代理店ではなかなか捉えづらい実態があります。ただ弊社では、中古車販売店をグループ会社で運営していることもあり、中古車販売店の特徴を理解した上での対策が分かっており、ここまで具体的にご紹介させていただくことができます。
では、対策すべきキーワードが分かったら、次に気になるのは、どのように対策をしたら良いのか？ということだと思います。中古車販売店の場合、ある程度の規模感になっている会社様であれば、WEB専任者もしくはマーケティング担当者がいて、パソコンに向き合う仕事をメインにされる方がいらっしゃいますが、ほとんどの中古車販売店が、そういう社員がいないのが実態だと思います。そうなると、なかなかブログを書けない、書けてもだんだん更新頻度が落ちていき、更新が止まりSEO対策ができなくなっているという会社様が多くいらっしゃると思います。その解決策としては2つあります。
中古車販売店がSEO対策をする方法①ChatGPTを活用する
今日利用している人が増えていますが、ChatGPTを活用して記事のベースを作ってしまうというのが解決策の1つです。まだまだChatGPTで完璧な記事を作ることはできませんが、キーワードにも寄りますが、生成された記事の50％～60％分は活用することができます。残りは自分で加筆をしたり、添削をしたりなどは必要になりますが、スピードは劇的に上がります。おそらくSEOのブログを書くことに慣れていないと500文字を書くのに30分ぐらいかかり、1000文字で内容に困ってしまうと1時間～1時間30分ぐらいかかってしまうということもあります。それがネックになり更新が続かないというのが実態だと思いますが、ChatGPTを活用すれば、2000文字が1分ぐらいで作れてしまいます。ChatGPTにどういう依頼をするのかというのも大事ですが、まずは「「大分 軽自動車」でSEOが強い2000文字の記事を教えて」と打ち込むだけでも十分な内容が返ってきます。もし自社にどんな強みがあるのかであったり、地域の特徴だったりをインプットしたい場合は、そのような要素も追加する必要がありますが、それは応用版になりますので、気軽にまずはスタートしていただければと思います。
中古車販売店がSEO対策をする方法②外注を利用する
もう1つの解決策の方法が、外注を利用するということです。「文字の更新は自社でもできるのに、外注に出すのはもったいない」と思われるかもしれませんが、前述した通り、地域キーワード含むものや、自社のコンセプトのキーワードに関しては来店にも繋がるキーワードのため、そこを対策しないことの方がもったいない状況です。SEOの外注に関してはスポットの利用でもOKと考えています。地域キーワード含むもの、自社のコンセプトのキーワードなどの対策であれば6か月、長くても1年間見れば対策ができるものになります。それ以外のキーワードも対策できるのであればしたいですが、費用対効果などの視点では、まずはその2種類のキーワードが最優先になりますので、外注に抵抗があるという場合でも、まずは6か月間だけ外注してみるなどの判断も大事になります。
WEB広告に関してはずっと出し続ける必要がありますが、SEOに関しては対策をして上位に上げることができれば、外注を止めても上位に出てきます。そのため、SEOの外注に関しては広告費の1つだと考えて依頼を考えてみてください。
中古車販売店のSEO対策ならリスモテックにご相談を
中古車販売店のSEO対策について、細かく具体的にご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。今回の記事をお読みいただき「対策すべきキーワードが分かった！」「改めて自社でSEO対策をしてみたい！」と思っていただければ幸いです。今回ご紹介させていただいた視点でSEO対策をして、狙ったキーワードで上位に自社のサイトを出すことができれば、数か月後に集客への効果も実感できると思います。
もし、今回の記事をお読みいただいて、「もっと中古車販売店でのSEO対策について詳しく知りたい！」「自社のSEO対策の外注を相談したい」などがございましたら、お気軽にリスモテックまでお問合せください。無料にて相談会を実施させていただきます！
