車屋のWEB集客を伸ばすためのアイデア10選
車屋で働いていて「WEB集客を伸ばしたい!けど、何をやったら良いのかわからない」という方向けに、車屋のWEB集客の伸ばし方のアイデアをご紹介します。会社の状況、競合状況、使える経費、WEBに割ける時間などによっても変わってきますので、今回ご紹介するアイデアの中から、これだったら自社でも、自分でもできそうと思ったものを是非取り組んでいただければと思います。
車屋のWEB集客を伸ばすアイデア10選
まずはどのような方法があるのかを簡単にご紹介します。その次に、それぞれの詳細をご紹介したいと思います。
①ポータルサイト掲載にこだわる
ポータルサイトに車は掲載しているけど、ただ掲載しかしていないという車屋は是非、掲載にこだわるということをして欲しく思います。
②ポータルサイト掲載の上位対策
ポータルサイトの掲載にこだわっているが、上位に上がらず閲覧数が伸びていないという車屋は、上位表示対策を検討してください。
③ホームページ作成
ポータルサイトは費用対効果が合わない、自社の業態はポータルサイトでは集客できないという車屋で、問合せや来店に繋がるホームページを持っていない場合は、ホームページを作成してください。
④LP作成
自社の商材はピンポイントなニーズに応えるものであるという場合、例えば新車リースや低金利や自社ローンなどは、ホームページも必要ですが、LP×広告が有効です。
⑤MEO対策
店舗型ビジネスを展開している車屋はMEOはとても相性が良いです。そのため、グーグルビジネスプロフィールに力を入れていない車屋はMEO対策に着手をしてください。
⑥広告運用
広告運用をしている車屋も増えてきました。車を探している消費者の検索キーワードは多種多様で、そのニーズに対して自社を知ってもらうためには広告が効果的です。
⑦SEO対策
SEO対策は時間がかかりますが、きちんと対策ができれば、継続的に流入数が増えてくるため、対策をして損がないものになります。
⑧ホームページUI/UX改善
ホームページを作って終わりではなく、ホームページの見え方や問合せ導線、在庫の探しやすさなどには常に改善を心掛けてください。
⑨YouTube投稿
カスタム車両であったり、ハイエースであったり、趣味嗜好性が強い車を扱っている車屋はYouTube投稿が効果的です。
⑩SNS投稿
InstagramやTwitterなど様々なSNS媒体がありますが、苦手とする車屋は多いです。一方でコンセプトを決めて継続できれば、強い集客媒体になります。
では、ここから1つ1つ詳しくご紹介させていただきます。
車屋のWEB集客対策①ポータルサイト掲載にこだわる
ポータルサイト掲載のうち、今回はカーセンサーに絞ってご紹介させていただきます。一覧ページで表示された時に、どんな見た目なのか、どんな情報をユーザーが得られるのかというのが1番大事なポイントになり、さらに、詳細を見た時にどれだけ情報が充実しているかというのが大事になります。そのため、下記にこだわっていただきたく思います。
①車両名にこだわる
単純にメーカー名車種名だけではなくて、装備品や付属オプションなどを記載してください。
②1枚目に帯付けをする
ほとんどの車屋が行っていますが、1枚目の車両写真の上側もしくは下側に屋号名が分かる帯をつけてください。
③支払い総額に加えてAプラン、Bプランを追加する
支払い総額表記が義務化されて支払い総額を載せるのが当たり前になりました。支払い総額だけでなく、どんな販売店オプションでいくらになるのかを表示して透明性を担保してください。
④車両写真を多めにし、キャプションコメントをつける
中古車の場合、どんな車なのかというのが気になります。それに当たり車の写真が10枚ある場合と30枚ある場合だったら、30枚ある方が購買意欲は高まるというのはご理解いただけると思います。是非、写真の枚数は多くし、かつ1枚1枚にコメントをつけて訴求力を高めてください。
⑤2枚目~4枚目には自社の強み画像を入れる
カーセンサーなどのポータルサイトの場合、決まったフォーマットになるため自社の強みなどがなかなか伝えきることが難しいです。そのため、2枚目~4枚目には車両写真ではなくて、自社の強みや商品の特徴、プレゼントなどのバナーを入れていただければと思います。
車屋のWEB集客対策②ポータルサイト掲載の上位対策
上記の掲載のこだわりとは別に、上位表示させるための対策があります。ただ、基本的には有料オプションが必要になるものの、明確にロジックが開示されている訳ではないため、明確には記載しない形にさせていただきます。そのため、担当営業の方とご相談しながら、どういうオプションを付けていくのかというのは決めていただければと思います。
有料オプションのため、ここでは名称だけご紹介しますが、上位に表示されている車は①車両品質評価付 ②販売店保証 ③オンライン相談可 ④360度画像付 ⑤拡大コマなどのオプションが付いてることが多いです。全商品に全オプションを付けるという方向性もありだと思いますし、予算の兼ね合いから一定条件に絞った商品にだけオプションを付けるという方向性もありだと思います。予算に合わせながら戦略を組み、効果的な販促にしてください。
車屋のWEB集客対策③ホームページ作成
ホームページ集客というのは車屋において重要な媒体となりました。通りがかりやポータルサイトなどが一昔前までは多かったですが、ホームページ集客に力を入れている会社様はホームページからの来店が多くなっております。ここではホームページ作成の際に抑えていただきたいポイントを3つだけご紹介します。
①在庫連動型にする
車屋のホームページに1番求められているのは在庫です。そのため、自社の在庫がホームページに掲載されている状況が好ましく、掲載方法に関してはホームページ会社様に確認をしていただきたいですが、APIという自動連係のものと、基幹システムからCSVを抽出して専用画面に入れるものと、ホームページの裏側のシステムに直接入力するものがあります。ハードルは高いですが、ユーザーが求めているホームページを作るためには、乗り越えないといけないものになります。
②スマホで見やすくする
現在、車屋のホームページの閲覧の80%~90%がスマホ経由となっています。ただ昔のホームページだとパソコン最適になっており、スマホでは見づらいケースが多々あります。業界用語ではレスポンシブ型という表現をしますが、スマホでもパソコンでも見やすいサイトにしてください。実際に弊社でお手伝いしている自動車販売店のGA4の直近1か月間(2024年9月~10月)のデバイス別流入割合としては下記のようになっています。
③問合せ導線を作る
車屋に対してホームページ経由での問合せはあまり多くありません。ただ、問合せを誘導しないのは非常にもったいなく、多い会社様では中小企業の車屋でも月100件以上は問合せが発生していたりします。実際にとある自動車販売店様のGA4で計測している1か月間のCV数です。
そのため、問合せ導線を考え、消費者がどういう気持ちで自社のサイトを見ていて、どういう誘導文言、誘導仕掛けを設置すれば問合せに至るかというのは考えてホームページに反映して欲しく思います。
車屋のWEB集客対策④LP作成
ホームページとLPはここでは別の意味合いで説明ができればと思います。ホームページは2ページ以上から構成されているもので、LPは1枚で問合せ完結するものとします。そのため、LPは情報量を多くできず、ピンポイントなニーズや課題に対して応えて、それ以外の情報は入れないということが大事になります。
LPを作成するに当たり肝になるのは、FVです。FVというはファーストビューの略で、ページに入った時に1番最初に出てくる画面のことです。なぜ、大事かというと、ページに入る際に消費者は、検索して、その表示されたタイトルに興味を持ってクリックして入ってくる、もしくは表示されているバナーの内容に興味を持ってクリックして入ってくる形となります。その際に、興味を持った訴求内容と、ページに入った時に出てきた内容が異なっていたら、消費者にとっては見る気が失せてしまい、それより下の閲覧に繋がらないです。そのため、LPを作る際は様々なポイントはありますが、1番はFVにこだわるというこを意識してください。上記に添付しているのは1社のカーリースという商材に対して色んな角度から訴求を作り、専用のFVを用意しているものになります。
車屋のWEB集客対策⑤MEO対策
MEO対策についての詳細は下記の2つの記事をご覧ください。MEOは一部有料でしか対応できないものもありますが、基本的には無料ででき、かつ手間をかければ誰でもできる対策となります。是非、販促0でWEBに詳しくなくてもチャレンジをしたい!という場合は、下記の記事を参考にMEO対策をしてみてください。
- 無料でできることを知りたい場合
https://lismotech.co.jp/mobility/meo-free/
- 効果的に活用するコツを知りたい場合
https://lismotech.co.jp/mobility/usedcar-dealer-meo-point/
上記の記事では下記のことを詳細に説明しています。
車屋のWEB集客対策⑥広告運用
車屋とWEB広告は相性が良いです。何が相性が良いかというと、車屋の場合、消費者のニーズがロングテールキーワードとして現れてくるからです。ロングテールキーワードというのが何かというと、「中古車」という短いキーワードでの検索ではなくて「宇都宮 軽自動車 中古」や「nbox 中古 50万円」など複数のキーワードの組み合わせで、かつ色んな組み合わせで検索されているという意味合いです。この後、ご紹介しますが、SEO対策として1つ1つのキーワードに対してSEO対策をしていこうと思うとキリがない状況になります。
広告であればお金をかければ、そういったロングテールキーワードに対しても広告を表示させることができます。時間や労力をかけなくても自社の商材に合う消費者の検索キーワードに対して自社のサイトを上に出すことができます。また、先ほどご紹介したLPであればピンポイントなニーズに対して広告をかけることで、高い割合で問合せや来店に繋げることができます。広告はお金がかかるため毛嫌いされるケースがありますが、車屋と広告はかなり相性が良いものであることは知って欲しく思います。
リスティング広告のことをもっと詳しく知りたいという場合は下記の記事をご覧ください
もし詳しく広告について知りたいという場合は弊社までお問合せください。
車屋のWEB集客対策⑦SEO対策
SEO対策というのはサイトを広告を使わずに上位に上げる方法です。どのように上位に上げるかというと細かい話は沢山ありますが、シンプルにいうとブログを書くということになります。SEO対策をする際に気を付けていただきたいのは、ただ長い文章を書けば良いということではなく、ユーザーが探している情報があり、そのニーズに応える内容を更新するということです。
SEO対策というのは1日2日でできるものではなくて、1つのキーワードに対して数か月対策をかけないといけないものがあったり、時間をかけて行うものになります。そのため、どういうキーワードに対してSEO対策としてのブログ更新を行っていくのかという選定が大事になります。SEO対策のキーワードの選定基準に関しては、下記の記事でご紹介させていただいてますので、こちらをご覧ください。
- 中古車販売店がSEO対策すべきは地域キーワード
https://lismotech.co.jp/mobility/usedcar-dealer-seo/
車屋のWEB集客対策⑧ホームページUI/UX改善
MEOや広告、SEOと流入対策についての話が続きましたが、UI/UX改善は、ホームページに入ってきた後の話になります。どんなに広告をかけてホームページに呼び込んでも、SEOで上位に上げて閲覧数が増えても、問合せや来店に繋がらなかったら意味がありません。もちろん、車屋の場合、消費者の自動車の検討期間が2か月間と言われているため、すごい施策を仕掛けたら、閲覧後すぐ来店に繋がるかというとそういう訳ではありませんが、継続的にWEB対策をしていく中で、2か月前に仕掛けた内容が今になって効果が出てくるという状態を作る必要があります。
このホームページのUI/UXに関しては、なかなか車屋がこだわりきれないポイントになります。逆にこだわっていければ大きな差別化ポイントになります。では、なぜこだわり切れないのでしょうか。それは、まず、WEBのプロではない車屋がUI/UXを考えるのは難しいということ、次に広告代理店も車屋をあまり得意としていないことがあります。もう少し具体的にご紹介します。
車屋の場合、店舗に来るお客様のニーズを聞き出し、自社の商品を提案をしていくというところではプロですが、そのニーズが営業マン個々に留まり、そのニーズを集約してホームページに反映しようという考えになっておらず、どうしてもホームページに今の自社のお客様のニーズを反映させるということができません。また広告代理店にとっては、車屋のホームページの場合、問合せ率が他の業種と比較して低く、マーケティングを仕掛けづらく、かつ在庫状況やトレンドによるニーズ変化など車屋独特のことを理解し、ついていくのが難しくなっています。
そのため、車屋独特の要素を理解し、消費者のニーズを掴み、今のオークション状況やトレンドをふまえた上で、どんなことをホームページで仕掛けたら良いのか?というのを車屋とホームページ会社が共に考え、意見交換し、ホームページに反映していくことが必要になります。これができている車屋はWEB集客が強いです。
車屋のWEB集客対策⑨YouTube投稿
YouTube集客に関しては車屋に応じて、相性が合う合わないが大きくできます。例えば軽自動車を中心にしている車屋の場合だと、YouTubeはあまり合いません。なぜなら、軽自動車を探している消費者はマニアックなニーズがあるのではなくて、足として欲しいであったり、セカンドカーとして欲しいなど、生活用品として欲しいものだからです。
一方でカスタムハイエースやカスタムプリウス、輸入車などを扱っている車屋はYouTubeと相性が良いです。それは軽自動車とは異なり、マニアックなニーズがあり、詳しく商品について知りたいであったり、そういうマニアックな話ができるお店を探したいという思いがあるからです。自社がもし趣味嗜好性の強い商品を扱っており、その趣味嗜好を持っている消費者と繋がり集客に繋げていきたいという場合であればYouTube投稿をしてみてください。
もちろんこの後のSNSでご紹介するような発信力を付けたい!という場合に関しては、できる会社は限られてしまいますが、チャンレンジする価値はあるものになります。
車屋のWEB集客対策⑩SNS投稿
車屋のSNS集客は上記のどれよりも難しいです。なぜなら、コンテンツを考え、練って、撮影or作成し、編集し、アップし、分析してというのを繰り返し行い続けないといけないからです。おそらく1回は「中の人」というのを聞いたことあると思いますが、SNSで認知を伸ばしている会社は、SNS専属もしくはSNS発信を主の業務として行っている人が必要になります。また、SNSという媒体のため、比較的明るく、ユーモアがある必要があります。
SNS集客を行うためには、車屋としての安心感を伝えるために顔出しをしたり、自社のSNSコンセプトを決めて、定期的にコンテンツを更新し続けないといけません。SNS集客に関しても1日でどうこうなるものではありませんが、SNS集客ができる様になった会社は、販促費無しでも集客ができる様になるため強いです。自社が今、SNS集客に取り組むべきかは考えた上で、取り組んで見ていただけたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。車屋のWEB集客を伸ばすためのアイデアとして10個ご紹介させていただきました。おそらく自社でもこれはできる!というものが1つはあったのではないでしょうか。1つ1つをさらに詳しくご紹介しているものに関しては、今後も定期的に記事として更新をさせていただきます。WEB集客についてご相談したいという場合は、無料相談会をオンラインで行いますので、是非、お気軽にご相談ください!