車屋・中古車販売店がWEB集客を見直して総来場が増えるために行ったこと
今回はとある中古車販売店がWEB集客の取り組みを見直しして、集客が伸びた事例をご紹介いたします。その会社様の実績としては総来場数が2023年9月は49組だったのが、2024年9月には66組となり、昨対比135%と伸びています。在庫台数としても100台前後を維持している中古車販売店となります。
どのような中古車販売店か
こちらの中古車販売店は都市型ではなく、店舗がある市の人口は9万人となっています。また車両平均価格としては支払総額で40万円ぐらいとなっています。
ポータルサイトはカーセンサーのみ利用していますが、カーセンサー上は掲載しているのみで、上位対策に必要な投資等は実施しておりません。また、チラシも実施しておらず、きちんと販促費をかけているのは自社ホームページのみとなります。
在庫台数も昨年と変わらず、在庫構成もほとんど昨年と同じで、販促費も昨年と同じで、それでも昨対135%の来場実績を作ることができた理由についてご紹介します。
WEB集客で取り組んだこと
まずはWEB集客で取り組んだことについて一覧をご紹介します。その詳細については本記事に記載していますので、気になるところまでスクロールしてご覧ください!
①ホームページのトップバナーの見直し
②広告配信の設計見直し
③グーグルビジネスプロフィールの修正
④ホームページのSEO設計見直し
⑤ピックアップ車両の変更
①ホームページのトップバナーの見直し
1番大事なのが、このホームページのトップバナーの見直しです。今までは中古車販売店がよく使っている訴求の自社バージョンのものを打ち出していました。例えば下記の様な訴求です。
・在庫台数地域1番
・全車保証付き
・自社整備工場完備
・支払総額〇〇万円~
これはいずれも1つの訴求としてはありなのですが、初めてホームページを見た人に届けるべき情報ではありません。
そこで、弊社と一緒に「どのようなところが自社の強みなのか?」ということを改めて考え直しました。どういう在庫を扱っているのか?どういうこだわりがあるのか?お客様はなぜ自社で買ってくれるのか?などをふまえて色々と要素を出し、そして自社の本質的な強みを整理して、それをバナーとしてデザインし打ち出しをしました。
そのバナーを見てから商品を見ていただくことで、より自社の良さ、自社の商品力の強さというのが伝わり、それが来場に繋がっています。
②広告配信の設計見直し
広告運用を代行していますが、低予算の中で最大の成果が出るように広告配信の設計見直しを行いました。中古車販売店の場合あるあるなのか、とにかく色んなキーワードを拾うというやり方です。最近は消費者が検索する語句が多様になっており、「中古車」というキーワードを設定すると、無数に検索語句を拾ってしまう状況です。
そこでどういうキーワードで検索をしているユーザーは来店意欲が高いのかを考え、キーワードを絞り込んで広告配信をしました。また、その流入したユーザーに対して後追いで広告配信をするリターゲティングも実施していますが、その際に表示すべきバナーについても変更を加えました。今までは価格訴求のみだったのですが、①で整理した自社の強みを伝えられる訴求のバナーに切り替えて広告を配信しています。
③グーグルビジネスプロフィールの修正
グーグルビジネスプロフィールも変更を加えました。結果的に、プロフィールを閲覧したユーザーは昨対222%と2倍以上に増え、表示に繋がった検索数に関しては昨対275%と3倍弱に伸びています。加えた変更としては下記のとおりです。
・タイトルの変更(屋号を正しく設定)
・サブビジネスカテゴリの追加
・説明文の変更
・サービスの追加
・写真の追加
しばらく更新がされていない状態だったため、設定周りを全て見直しして、引っかかりが良くなるように調整した結果上記の様に伸びて、集客にも寄与したと考えられます。
④ホームページのSEO設計見直し
ホームページのmeta情報も修正を行いました。meta情報というのはページごとのタイトル、ディスクリプションなどです。それらを整えることで、検索時にサイトが引っかかりやすくなり、ホームページを上位表示、流入数の増加を期待できます。SEOで必ず取りたい地域キーワードなどが入っていなかったため、そのようなキーワードを追加したり、文字数なども今のSEOに効きやすい量に変更をしたりしました。
SEO対策をしよう!と思うと、ブログを更新してSEO対策をするという施策を取ることが多いですが、そもそもサイトの設計がきちんとしていないと、ブログを更新してもSEOが上位にならない可能性が高いです。そのため、サイト全体のmeta情報の見直しを行いました。
⑤ピックアップ車両の変更
もともとは目玉車としてホームページのトップページに掲載していました。また、掲載しているのがほとんど低価格の在庫になっていました。そこから、目玉車ではなくてオススメ車に変更し、50万円以上の在庫を掲載するようにしました。もともとは50万円以上の中古車がなかなか売れなかったのですが、それは露出が少なかっただけであり、トップページにおすすめ車として設定することで露出が増え、販売に繋がっています。
中古車販売店は商品をどのように見せるのか?どの商品をどのくらい露出させるか?ということだけでも集客が変わってきます。自社の在庫構成とWEB上の打ち出し方というのを戦略的に組めると効果的です。
車屋・中古車販売店のWEB集客ならリスモテック
実際に弊社がお手伝いしている中古車販売店の直近の事例をご紹介させていただきました。具体的な部分は弊社のノウハウになるため、開示できておりませんが、どういったことを取り組むと集客増加に繋がるのか?というのはお伝えできたかと思います。
もし、自社の集客アップをサポートして欲しい、自社のWEB集客は何ができていないのか調査して改善を出して欲しいなどがありましたらリスモテックにご相談ください。弊社はコンサルタント、マーケター、デザイナー、エンジニアが在籍をしておりますので、あらゆる目線で貴社のWEB状況を分析させていただきます。お気軽にご相談くださいませ。