中古車販売店のMEOは無料でここまでできる！
中古車販売店が取り組むべきWEB集客の手法の1つである「MEO」について、無料でできること、外部のツールを活用して力を借りた方が良いことをご紹介いたします！本記事では、まずは無料でできることからご紹介させていただき、「外部のツールを活用してできること」「なぜ中古車販売店がMEOに取り組んだ方が良いのか？」などは後半の方に記載させていただきます。先にそちらを知りたい方は下までスクロールをお願いいたします。中古車販売店に特化した、どこよりも具体的な記事ですので、是非参考にしてみてください！
中古車販売店のMEOで無料でできることは7つある
中古車販売店は下記の対策を無料で行うことができます。
①ビジネスカテゴリの設定
②説明文の設定
③写真の追加
④商品の設定
⑤質問と回答の設定
⑥投稿の実施
⑦口コミの獲得＆返信
※基礎的な設定に関しては今回の記事では取り上げません
中古車販売店MEO対策①ビジネスカテゴリの設定
グーグルビジネスプロフィール（以下GBP）では、ビジネスカテゴリを選択することができます。ビジネスカテゴリはメインのもの1つとサブのもの（追加カテゴリ）を9つ選択することができます。ビジネスカテゴリで中古車販売店が選択できる候補としては下記がありますので、下記から自社に1番合っているものをメイン、取り扱っているものに関しては追加カテゴリで登録をしてみてください。
【自動車販売関連】
自動車販売店、電気自動車販売店、自動車販売代理店、中古車販売業者、ホンダ販売店、マツダ販売店、ダイハツ販売店、日産販売店、スズキ販売店、スバル販売店、レクサス販売店、トヨタ販売店、三菱販売店
【アフターサービス関連】
自動車修理・整備店、自動車検査所、車体整備店、自動車整備工場、自動車修理業、オイル交換サービス、タイヤ修理店、タイヤショップ、自動車用品店、自動車保険会社
こちらは2024年6月時点で候補として出てくるものになっております。今後追加される可能性もございますので、ビジネスカテゴリは定期的に見直しをすることをおすすめします。
中古車販売店MEO対策②説明文の設定
説明文は盲点になる場所ですが、初期登録して終わってしまっているケースが多く、会社の成長に合わせて見直しができていない場合が多々ございます。どんなお店なのか？をフリー記入で書くことができ、文字数も750文字までOKとなっています。下記に説明文の参考例を記載しますので、こちらを参考に自社に合った説明文を作成してみてください。
～説明文の参考例～
リスモテック自動車は千葉県千葉市にある総在庫100台の中古車販売店です。
当店の中古車は全車事故歴、修復歴無しのみを扱っており、購入後に故障リスクを極力抑えられる車を厳選して展示しています。ただ、中古車のため、どうしても故障リスクはございます。そのため、全車1か月もしくは1000kmの保証を付けており、もっと長い期間の保証も有償にはなりますが、ご用意しております。また、リスモテック自動車は中古車の販売だけでなく、自社整備工場も完備していますので、購入後も当店で点検や整備、修理などをお任せいただくことができます。当店で販売させていただいたお車は、きちんと当店にて責任を持ってメンテナンスをさせていただきますので、購入時も安心、購入後も安心してご利用いただくことができます。当店が取り扱っている中古車はトヨタ、ホンダ、ダイハツ、スズキ、三菱、日産、スバルなど国内オールメーカーとなっております。そのため、どこかのメーカーだけの中古車しか見れない！ということはないため、1度に展示場で色々なメーカーの車種を比較して、気に入った1台をお選びいただけます。自分で中古車を探せる方は、自分で自由に展示場でお車を見てお選びいただけますし、自分で探せない方には当店のスタッフがお客様のライフスタイルやご要望をヒアリングさせていただき、一緒に展示場を回りながら、お車選びをお手伝いさせていただきます。まずはお気軽にご来店くださいませ！
中古車販売店MEO対策③写真の追加
GBP上で写真は良く見られているコンテンツになります。飲食店を探す際に、どんなお店なのか？を知るために、GBPの写真を見て選んだ経験がある方もいらっしゃると思います。中古車販売店も同様に、事実として写真は見られています。ただ、自分が働いてるとどうしても展示場や店内などが当たり前になってしまい、それをアピールするためにインターネット上にアップするということをしなくなってしまいます。
あくまでGBPは「中古車販売店を探しているお客様が、お客様に合った、お客様が行きたくなるお店を選べる」様にするためのものです。「設定していればOK」と思わずに、是非、写真も定期的に更新をしてください。写真の更新に関しても、Google側では「最新の状態を保たれているか」という判断軸で考慮されている可能性がございますので、定期的な写真の更新をオススメしております。
では、どんな写真を撮ったら良いのか？そういうお声も良くいただきますが、下記の写真を是非アップしてください。写真のポイントは「とにかく明るく！」です。
（1）店内（店内全体が分かる写真、受付、商談席、キッズルーム、自販機など）
（2）通り沿い（看板と車が見える写真、通り沿いの車が並んでいる写真）
（3）店舗外観（通りから見える場合は通りからの外観、近くから見た時の外観）
（4）展示場（1台1台というよりも横にズラ～ッと並んでいる写真を複数）
（5）スタッフ（集合写真やご案内ポーズの写真）
（6）イベント（イベント時に多くのお客様がご来場していただいている写真）
中古車販売店MEO対策④商品の設定
商品は画像付きで表示されるコーナーかつGBPが表示された時の上の方に表示されるものであるため、大事な箇所になります。中古車販売店の商品の使い方としては、数年前までは「実際の在庫を掲載する」という使い方が多かったですが、最近では「自社のサービスを紹介する」という使い方が増えてきております。実際に、中古車販売店の場合、パソコン業務は多くなく、GBPの更新を日常的にできないため、結果的に在庫を商品に掲載していたけど、更新を忘れてしまって、在庫が無い車がずっと掲載されている状態になるということが起きてました。そのため、日々更新しなくても良い自社サービス紹介を入れる形に移り変わってきています。
商品に関してのポイントは2つあり、1つ目は画像でサービス内容が分かるようにすること、2つ目はカテゴリを作ることです。「画像でサービス内容が分かるようにする」というのは、ただ写真を貼るだけではなくて、写真を加工して、例えば「年間車検台数1000台！」「全車安心の保証付き/支払い総額表示」などの文字を見える大きさで入れて、その画像を貼るということです。「カテゴリを作る」というのは、カテゴリ自体は自分で好きな様に作成をすることができます。そのカテゴリはGBPの商品下に「カテゴリを検索」としてボタン式で表示されるものとなっています。その仕様を上手に活かして欲しいと思います。オススメは下記になりますので、参考にしてみてください。
・カテゴリ「販売」：中古車総在庫100台、全車安心の保証付き/支払い総額表示
・カテゴリ「整備」：自社整備工場完備、年間車検台数1000台
・カテゴリ「鈑金」：自社鈑金工場完備、鈑金期間代車無料貸出
・カテゴリ「車買取」：高額買取実施中、無料査定だけでもOK
中古車販売店MEO対策⑤質問と回答の設定
質問と回答は、お客様からの質問に回答する場所と思われているかもしれませんが、Ｑ＆Ａ的な使い方をすることもできます。ホームページの中で良く探せばＱ＆Ａがあるという会社様もいますが、お客様目線に立てば、すぐＱ＆Ａが見れる方が便利ですよね。そのため、質問と回答はＱ＆Ａ形式で設定をすることをオススメしています。こちらも例としていくつかご紹介させていただきます。
Ｑ．支払い総額以上に金額が上がることはありますか？
Ａ．何もオプション等をご希望になられない場合は、支払い総額以上にかかることはございません！ナビや保証、マットやバイザーなど何かしらオプションを必要とされる場合に関しては、支払い総額に加えて必要な金額をお見積りに入れてご提示させていただきます。
Ｑ．今乗っている車を引き取ってもらえますか？
Ａ．はい、もちろん可能です。当店では買取再販も行っており、お客様のお車の高額買取も実施しています！そのため、他社で売らずに弊社でお売りいただけますと、お乗り換えの金額を抑えることができますので、是非1度ご相談ください。
Ｑ．購入後に車から変な音がするんですが、どうしたらいいですか？
Ａ．当店では、1か月もしくは1000kmまでは全車無料で保証を付けております。その期間内であれば、無償にて修理をさせていただきますので、当店にご連絡ください。また、安心してお乗りいただける様に、お客様に合った保証プランをご契約時にお話させていただいております。無償保証期間が過ぎても、有償の保証に入っていただいている場合は、無料にて修理対応ができますので、まずはスタッフまでご相談ください。
中古車販売店MEO対策⑥投稿の実施
投稿を継続できている中古車販売店は少ないです。そのため、投稿ができている＝差別化要素になりますので、是非、投稿は実施してみてください。何を投稿したら良いのか？と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、投稿内容は自社がどんなことをお客様に伝えたいのかを考えて決めることをオススメしております。たとえば、下記の様な考え＆投稿の種類がありますので、参考にしてみてください。
（1）仕入れた車を投稿する
中古車販売店のお客様は知らないけど、お店だけが知っていることとして、「車が入荷した情報」があります。ポータルサイトでは、入荷仕立て！というのはアピールができないため、在庫の1つとなってしまい、お客様にその鮮度が伝わりません。しかし、GBPであれば「最新仕入れ情報」として仕入れた車の写真、スペック情報、車両価格を掲載して投稿することで、鮮度をお客様にお伝えすることができます。また、お客様にとっても、「たまたま出会えた」嬉しさを感じられるものになります。
（2）キャンペーン情報を投稿する
中古車販売店によっては、毎週チラシを配布していたり、毎月プレゼントを用意しているところがあります。その様な販売店は、その企画内容を是非投稿してみてください！投稿をするだけで、自社のキャンペーン情報をアピールすることができます。
（3）車の豆知識を投稿する
お客様に車選びに失敗してほしくない！という想いが強い中古車販売店であれば、ブログでも定期的に車の豆知識を発信していると思います。そういう場合は、ブログで投稿したものをGBPでも一緒に投稿をすることで、ブログだけだとなかなか情報が届けられないこともありますが、露出を増やして見てもらえる機会を増やすことができます。
中古車販売店MEO対策⑦口コミの獲得＆返信
GBPの口コミは年々注目度が上がってきております。もともとアメリカでは5年以上前から中古車販売店で1000件を超える口コミがあるお店がありましたが、日本でも最近では1000件を超える販売店が出てきております。インターネットでお店を探すお客様が増えていることが影響をしていますが、口コミで販売店を決めるお客様も出てきています。数年前までは「口コミが悪いよりも良い方が良いよね」程度でしたが、今では集客に影響が出てくるものになったため、口コミの獲得には力を入れていただきたいと思います。
口コミの獲得方法ですが、WEB上の施策にも関わらず、かなりアナログなことが効果的になっています。中古車販売店の場合は、お車の納車時に納車説明をした後に、口コミ獲得をお願いするケースが多く、かつ、そのポイントが1番お客様にとっても気持ちが高ぶっているタイミングのため、口コミを書いてくれる可能性が高くなっています。
現在のGBPでは自社のGBPの管理アイコンのところに「レビューを依頼」というボタンがあり、そこを押すと、口コミを書く画面が表示されるリンクが出てきます。そのリンクをお客様にお送りする、もしくは、QRコード化しており、お客様に読み込んでいただくというのがスムーズなご案内方法となっています。
1点気を付けていただきたいのが、「口コミを投稿してくれたらプレゼント！」は規約違反になりますので、絶対に行わないでください。隠れて行っていた場合でも、お客様によってはその情報を知っており、敢えてプレゼントを打ち出しているところを写真を撮り、GBPの口コミに投稿をするお客様もいらっしゃいます。正々堂々と取り組んでください。
以上、中古車販売店が無料でできるMEO対策を7つご紹介させていただきました。具体的な例もご紹介しましたので、まだ取り組めていないところがあった場合は是非参考にして、自社のGBPに反映させてみてください！
ここまでは無料での対策方法ですが、今からご紹介させていただくものは、有料での対策方法です。有料での対策方法をオススメさせていただいているのは「競合が強くて、上記の無料でできる対策を完璧に行っているにも関わらずMEOで上位に上がらない！」という中古車販売店向けです。この情報は深くMEOを勉強していないと知らない情報になります。
MEOの有料対策「サイテーション」
サイテーションというのは初めて聞く方も多いと思いますが、実はMEOにとって大事な対策です。サイテーションとは、自社の社名、屋号名、住所、電話番号といった自社固有の情報やその関連情報が、他のWEBサイト、SNSで紹介されている状態を指します。SEOについての知識がある方は「被リンク」と言われるものを聞いたことがあるかと思いますが、そのリンクではなくて、文字版だと思っていただければと思います。このサイテーションが増えることによってGoogleは「人気なお店」という判断になり、MEOの順位が上がりやすくなります。
今まで「MEO強化しませんか？月〇万円でMEO強くします！」という営業を受けた方もいるかもしれませんが、一般的な代行ではなくて、ツールを提供する会社の場合は、その金額の中に「サイテーション」が含まれていることが多くございます。
あらゆる媒体で自社の情報を管理するのはかなり大変で、基本的には管理しきれないのが実態です。そのため「サイテーションに力を入れたい！」と思っても、力を入れられないため、そのサポートをしてくれるのがサイテーション機能が含まれたツールになります。
サイテーションツールとして有名なのがYextです。Yextでどんな媒体を管理することができるかは下記のURLを参照してください。これだけの媒体を管理するのはなかなか人間の手では難しいですが、ツールを利用すれば実現できます。
https://www.yext.com/ja/solutions/marketing/location-listings
もし、競合が強くMEOがなかなか上がらない場合は、弊社からもご案内ができますので、お気軽にご相談ください。
そもそも中古車販売店はなぜMEOを強化した方が良いのか？
最後に、そもそも論についてもお伝えさせていただきます。中古車販売店がMEOを強化した方が良い理由は「よく見るお店」になるためです。中古車販売店が集客を考える際に、よく聞くのが「良い立地に出店をする」「ポータルサイトで上位表示対策をする」という手段です。こちらを「なぜやるのか？」と考えると純粋に「よく目にするお店になり、認知を獲得するため」になります。「良い立地に出店をしたらすぐ集客が来るのか？」「ポータルサイトで上位表示対策をしたらその月に集客が増えるのか？」と考えるとNoになると思います。もちろんオープン月は話題性や販促量が多かったり目玉車が強かったりで、集客が一次的に良いということもあるかもしれませんが、2か月目以降も安定して欲しい集客が来るかというとそうでないことも多いと思います。認知というのはじわじわと効いてくるものです。
「よく見るお店」にするというのはアナログな面での対策は、中古車販売店は今までも力を入れてきましたが、WEB上になると一気に弱くなります。WEB上でよく見るお店というのは、もちろんYouTubeやSNSなどの発信もありますが、なかなか一中古車販売店が取り組もうと思うとハードルが高いのが実情です。ただどこの中古車販売店でもできるのが、検索結果上の面で認知を取ることです。これはどういうことかというと、例えばGoogleで検索をすると1番上に広告枠、2番目に地図枠、3番目に自然検索枠という順で表示されており、その3つの枠に自社を出すということです。広告にしか出ないというのは、実店舗を構えている中古車販売店にとってはかなり弱い状態です。せめて、広告枠でも地図枠でも自社が出ている状態を作らないと「よく見るお店」にはなりません。理想としては3枠に出したいですが、自然検索枠は時間がかかるため、まずは広告枠と地図枠を攻略することです。
今回のMEOというのはそのうちの地図枠で上位に上げるための対策となります。お金や時間のことを考慮しても、MEOが1番対策しやすいものになります。WEB上で「よく見るお店」になり「中古車を買うなら〇〇かな」とお客様に思ってもらえる状態を目指していきましょう。
中古車販売店のMEOについてのご相談は当社までお問合せくださいませ。
