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中古車販売店が取り組むべきWEB集客の優先順位

中古車販売店のWEB集客で難しいのが「優先順位はどう考えたら良いのか?」ということだと思います。一般的なWEBマーケティングと中古車販売店のWEBマーケティングは異なり、中古車販売店と言っても、取り扱っている車種や在庫台数などによっても優先順位が異なります。そのため、今回の記事では中古車販売店のWEB集客の優先順位について分かりやすくご紹介します。

 

中古車販売店のWEB集客で取り組むべきこと

 

優先順位の前に、そもそも中古車販売店がWEB集客で取り組むべきこととして何があるのかをご紹介すると、下記の10個があります。

 

(1)ポータルサイト掲載

(2)ポータルサイト対策

(3)ホームページ制作

(4)ホームページ対策

(5)MEO対策

(6)SEO対策

(7)WEB広告対策

(8)YouTube対策

(9)Instagram対策

(10)その他SNS対策

 

現状、何番に着手をしていますでしょうか。上記のそれぞれの取り組むべきことの詳細については後半に記載します。まずは結論として、取り扱っている車種や在庫台数に応じてどのような順位になるのかをご紹介します。

 

中古車販売店のWEB集客の優先順位

 

■取り扱っている車種【普通車メイン】×在庫台数【100台以下】の場合

(1)ポータルサイト掲載

(2)ポータルサイト対策

(3)MEO対策

(4)ホームページ制作

(5)ホームページ対策

(6)WEB広告対策

(7)Instagram対策

(8)SEO対策

(9)YouTube対策

(10)その他SNS対策

 

■取り扱っている車種【普通車メイン】×在庫台数【100台以上】の場合

(1)ポータルサイト掲載

(2)ポータルサイト対策

(3)ホームページ制作

(4)ホームページ対策

(5)WEB広告対策

(6)MEO対策

(7)Instagram対策

(8)SEO対策

(9)YouTube対策

(10)その他SNS対策

 

■取り扱っている車種【軽自動車メイン】×在庫台数【100台以下】の場合

(1)ポータルサイト掲載

(2)MEO対策

(3)ホームページ制作

(4)ホームページ対策

(5)WEB広告対策

(6)ポータルサイト対策

(7)SEO対策

(8)Instagram対策

(9)YouTube対策

(10)その他SNS対策

 

■取り扱っている車種【軽自動車メイン】×在庫台数【100台以上】の場合

(1)ポータルサイト掲載

(2)ホームページ制作

(3)ホームページ対策

(4)WEB広告対策

(5)MEO対策

(6)SEO対策

(7)ポータルサイト対策

(8)Instagram対策

(9)YouTube対策

(10)その他SNS対策

 

中古車販売店のWEB集客の優先順位の考え方

 

今回、優先順位をまとめる際に、取り扱っている車種は普通車メインor軽自動車メインの2パターン、在庫台数は100台以下or100台以上の2パターン、それぞれのかけ合わせの4パターンの軸でまとめさせていただきました。例えば、カスタムハイエースの専門店であればYouTubeやInstagramの優先順位がぐっと上位に上がったりするため、専門店ではなくて、一般的な中古車販売店を想定して分類分けしています。

 

普通車メインの場合と軽自動車メインの場合で何が変わるかというと、普通車の場合は、消費者が自分自身で欲しい車種で欲しい条件で車を探して、それに合致した商品の在庫があるお店に行きます。一方で軽自動車の場合は、消費者自ら車種を絞って条件を決めるというよりも、予算だけ決めてあり、その予算で買えそうな中古車販売店を探して、お店に行きます。つまり、普通車の場合は、自分で好みの商品を探したいため、その商品掲載量が多いポータルサイト内での対策をしていくことの優先順位が高く、軽自動車の場合は、予算で探した後に、そのお店が安心なお店なのかという視点で販売店探しをするためポータルサイトはあくまで認知媒体で、来店呼び込みはホームページの優先順位が高くなります。

 

普通車の場合はポータルサイトで探し、ポータルサイトで決める。軽自動車の場合は、ポータルサイトで知り、ホームページで決める。こういった違いが消費者にありますので、自社がどのような商品を取り扱っているかによって優先順位が変わってきます。

 

また、100台以上か100台以下かという視点では、ホームページとMEOの優先順位が異なってきます。ホームページであっても大事になってくるのが在庫であり、100台以下の場合だと、消費者がホームページで中古車を探す際に、選択肢が少なすぎて、「このお店に行こう」という気持ちになりません。その場合は、ポータルサイトで一定の価格帯に絞って在庫量を多く持ったり、価格を下げて地域最安値の価格にしたり、他社が持っていない商品を扱ったりなどして自社を見つけてもらい、自社に興味を持ってもらう方が効果的です。そして、その上で、第三者の評価としてグーグルビジネスプロフィールの口コミを見て、評価が高ければお店に行く、評価が低ければ再度別のお店を探すか、一旦様子見としてお店に行ってみるが対応が悪ければ買わないという行動に繋がっていきます。そのため、100台以下の場合はグーグルビジネスプロフィールの方が優先順位が高くなります。

 

中古車販売店のWEB集客で取り組むべきことの詳細

 

ここからは先ほどご紹介させていただいたWEB集客で取り組むべき10のことの詳細をお伝えさせていただきます。ただ文字ベースだと分かりづらい部分もあるかと思いますので、それぞれ箇条書きにてポイントだけお伝えいたします。

 

(1)ポータルサイト掲載

・自動車業界の場合、メインでカーセンサーとグーネットがある

・予算に余裕がある場合は両方に掲載をする

・もし余裕がない場合は、どちらかの媒体に掲載をする

・絞る際の基準は可能であれば最初だけ2つの媒体に着手し費用対効果が良い方を残す

・費用対効果というのはそれぞれの媒体からの掲載料、問合せ、来店、成約を加味して計算

・戦略的に掲載する台数を調整するなどはあるが、基本的には在庫を全掲載する

 

(2)ポータルサイト対策

・それぞれ上位表示にするためのロジックがある(非公開)

・基本的な有料オプションを付けないと上位表示されないため、有料オプションを検討する

・有料オプションは種類によって値段も異なるため担当者に確認をする

・自社の販促経費を考慮してどの有料オプションをつけるか判断する

・車両名に装備を記載したり、写真1枚目の帯づけなどは必ず行う

・問合せ管理を行い来店呼び込みを行う

 

(3)ホームページ制作

・在庫連動型のホームページを制作する(API型もしくはCSV型)

・取扱い車種にも寄るが、スマホユーザーが80%超えるため、スマホで見た時に

 スマホ最適なサイズになるように調整をする

・在庫問合せ、来店予約の導線を作る

・SEO対策ができる様にブログ機能を実装する

・今後時流を捉えた仕掛けをホームページに入れるために、改修前提で制作をする

・「来店・成約」に繋がるホームページを作る場合、予算300~500万円は必要

 

(4)ホームページ対策

・時流や時期を捉えて施策をホームページ内で実施する

・例えば低価格帯が動いている場合は100万円以下コーナーを設置するなど

・計測ツールであるGA4やヒートマップを活用して、問い合わせ導線を改修する

・直帰率や離脱率を加味して、コンテンツの配置などを見直す

・ピンポイントなターゲット、ニーズに向けては専用のLPを作成する

 

(5)MEO対策

・グーグルビジネスプロフィールを作成する

・自店舗の写真を内観、外観、展示場などあらゆる角度から撮影して投稿する

・週1回は定期的に投稿を実施する

・自社のサービス内容を商品として設定する

※無料で対策できることに関しては下記の記事に詳細をまとめていますので、もっと詳しく知りたい場合は、下記の記事をご覧ください。

https://lismotech.co.jp/mobility/meo-free/

 

(6)SEO対策

・自社でSEO上位を狙いたいキーワードを選定する

※どのようなキーワードを中古車販売店では狙った方が良いかは、下記の記事にまとめていますので、こちらを参考にしてみてください。

https://lismotech.co.jp/mobility/usedcar-dealer-seo/

・サイトの各ページのmetaタグ情報を整理し実装する

・その他の狙いたいキーワードに関してはブログを活用して、ブログでSEOを狙う

・キーワードによって必要な文字数や記事数が異なるため、本気でSEO対策をしたい場合は外部ツールの利用を検討する

・狙ったキーワードで早くSEOを強化したい場合は、外注を検討する

 

(7)WEB広告対策

・リスティング広告、ディスプレイ広告など広告の種類を理解する

・ただ、広告は細かい調整、ノウハウが必要になるため、基本的には外注を利用する

・まずは自社の商品と相性の良いキーワードへのリスティング広告から開始する

・中古車販売店の場合は、基本的にはホームページに広告をかける

・もしターゲットや商品を絞り込んだアプローチをする場合はLPを用意し広告をかける

※WEB広告対策に関しては、別途詳細な記事を準備しますので、準備でき次第ご紹介します

 

(8)YouTube対策

・他社のYouTubeアカウントをチェックしつつ、自社のYouTubeアカウントの目的、投稿内容の方向性を決める

・企画の作り方、撮影者、編集者、データ分析者を決めてチームで動く

・中古車販売店であっても、ただただ商品の紹介をするのではなくて自社の色が出るようにする

・投稿頻度は定期的かつ継続してできる様に無理のない範囲で実施する

・ただYouTubeにアップするだけでは閲覧が伸びない可能性があるため、他のSNSでの投稿やブログなどで更新の投稿を行う

 

(9)Instagram対策

・他社のInstagramアカウントをチェックしつつ、自社のInstagramアカウントの目的、投稿内容の方向性を決める

・ハッシュタグを有効活用しながらまずはインプレッションが増える投稿を行う

・フォロー&いいねキャンペーンなどでフォロワー数を増やす

・アカウントの方向性にも寄るが、納車式や買取情報などをお客様の姿付きでアップする

・ポイントは商品だけでなく、人が映るようにすること

 

(10)その他SNS対策

・TikTokやX(旧Twitter)、Facebookなど他のSNSに関しては本当にやり切らないと成果が出づらいため、基本的には中古車販売店にはオススメしていない

 

まとめ

 

中古車販売店が取り組むべきWEB集客の優先順位と、取り組み内容をご紹介させていただきました。おそらく全てをやり切るというのは、ある程度組織が大きくならないと難しいと思います。そのため、1つ1つ優先順位が高いものをやり切っていくことを意識してください。ポータルサイトの掲載も仕入れ→写真撮り→掲載まで日数がかかっている場合は、やり切っているとは言えないため、その日数をどう短縮して、いかに商品を早く市場にアピールすることができるかにこだわって欲しいです。

 

中古車販売店の日々の業務がパソコンの前に座って行う業務では無く、お客様との商談や車の移動・洗車や納車までの手続きや準備関係など忙しくされていると思います。逆に言うと、他の中古車販売店も同じ様な状況のため、WEBに力を入れることができれば差別化に繋がっていきます。是非、優先順位が高いものから取り組んでいただき、集客アップに活かしていただければと思います。

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