プロダクトライフサイクルを理解し、フェーズごとの戦略を。事業責任者、PdM、PMは必須知識!

MARKETING

こんにちは。

NEXTGATE LiSMOtechの久津間です。

 

普段はバックエンド開発に関するとトピックや事業運営に役立つトピックを記載していますが、今回はプロダクトライフサイクルについて記載していこうと思います。

 

過去にいくつかのプロダクトを開発〜リリースを行いましたが、当時の私というものはプロダクトにおけるステージを理解しているわけもなく、いくつもの戦術を用意し、チェス盤の如く駒をガムシャラに動かしていました。

当然良かったこともありましたが、失敗したことの数の方が圧倒的に多かったのではないかと考えます。

失敗の中には、無駄もあったでしょう。

 

ただしい知識と基礎を身につけ、プロダクトの状況を理解することができれば、今後のプロダクト開発で大きな助けになれるのではないかと考え、当該記事を執筆することに至っています。

こちらの記事の主な対象者は、

 ・PdM

 ・PM

 ・事業責任者

などを想定しております。

早速本題に入りましょう。

 

プロダクトライフサイクルとは

プロダクトライフサイクルとは、プロダクトやサービスが市場にリーリースされてから、時間の経過とともにどのように市場に受け入れらていくかを示すものです。

リリースから撤退までのプロセスを体系的にまとめた理論ともいえます。

一部では、「商品ライフサイクル」、「製品ライフサイクル」とも呼ばれたりします。

 

私たちが手掛けるプロダクトはリリースしたあと、数日でピークを迎えてしまうこともあれば、共感・熱狂的なファンがじわじわ増え、広がり、大きく広がることもあり、時間軸とそのボリュームの理解が大切になります。

 

プロダクトライフサイクルは、4つのフェーズに分けられており、導入期、成長期、成熟期、衰退期、(延命期)で、プロダクトがどのフェーズにいるのかを気づくきっかけを与え、投資配分をどのように行なっていくか示してくれます。

※一部の書籍では”延命期”といった内容も追加されていましたので、当該記事でも触れておきます。

企業におけるステージと投資ラウンドにプロダクトライフサイクルも似ていますね。

 

フェーズによって、グロース施策でいくのか、価格を抑えてマーケットシェア率を上げにいくのか、熱狂的なファン、共感しているユーザーに対してサービスを手厚くするのか、などプロダクトの拡大あるいは縮小や撤退それに伴うコスト削減などの意思決定をする際の判断材料の1つになります。

プロダクトライフサイクルを理解するメリット

プロダクトライフサイクルを理解することで主に以下のメリットがあります。

・プロダクトのフェーズに沿った戦略を実行し、利益を最大化

・プロダクトにかける投資配分を正しく行える

私は企業(事業)とプロダクト双方の立ち上げに関わったことがありますが、現在おかれている状況を把握し、正しい意思決定をしながら運営することは非常に大切なことと思います。

 

 

導入期の特徴

導入期はプロダクト開発の初期投資により、プロダクトを初めて市場に投入していくフェーズのことを示しています。

このフェーズでは市場に受け入れらているかどうかがわかない状態です。

また、ユーザー数・売上・利益は小さいフェーズとなっています。

 

投入したプロダクトで何が実現できるのか理解をしてもらうため、プロダクトを最短で作り上げ、ユーザーの反応を検証しながら、修正、PR活動、シェアを拡大させていくことが必要になります。

シェアの拡大には広告宣伝費や人件費などのコストがかかりますが、利益が見込めない状況のため、赤字が先行するケースが多いのではないでしょうか。

 

成長期の特徴

成長期はプロダクトが利益を生むことができるとわかったあと、グロース施策を行うフェーズになります。

認知度を効率的、効果的に上げるためのマーケティング施策の他、UIやUXの改善なども行います。

 

市場拡大に伴い、新規参入業者などの競合他社も増えてくるため、勝つためにも、グロース施策を実施し、ブランドのポジションを確立させていくことが重要です。

プロダクトを誰よりも理解する者として、マーケティング施策の実行にも事業責任者やPdM、PMは参加することが望ましいと考えます。

 

成熟期の特徴

成熟期になると収益の見通しが立つ段階です。

市場には類似製品が浸透し、類似の競合が現れることもあり、製品に対する真新しさを感じない状態になります。

マーケットシェアは低下するため、価格競争が起きたりもします。

そのため、他社との差別化によって利益を最大化することが有効です。

 

衰退期の特徴

衰退期ではプロダクトが多くのユーザーに広く浸透し、新規ユーザーの獲得が緩やかになります。

収益性は落ち込みはじめるため、次期プロダクトであったり、新規のサービスなど、方向転換などで新たな市場を開拓する必要があります。

大替物に移行するユーザーが増え、ユーザー自身の生活にも変化がおきます。

変化が早い業界でもあるため、プロダクトによっては短命になることも想定されます。

 

延命期の特徴

延命期はプロダクトの寿命を延ばす道を探るフェーズになります。

市場相場より価格を下げたり、その他のプロダクト製品を肉付けしたり、獲得できていなかったユーザーにも届けられるような製品に価値を向上させます。

シリーズ化、限定化、用途の追加などが延命策になると思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

事業責任者、PdM、PMなどの立場では知っているといい知識になると思います。

まさに、タネを蒔き、芽が出、苗が育ち、大樹となってやがて枯れる、みたいな流れですね。

プロダクトの継続することの難しさを何となくでも肌で感じ、これからのプロダクト開発に活きれば幸いです。

 


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