新生オート飯能

「らしさ」を見つめ直し、これからのブランドをつくる。

選ばれる会社づくりための「新生オート飯能」のプロジェクト。ロゴ制作からガイドラインまで一括支援。

ロゴを新しくすることが、今回の目的ではありませんでした。
新生オート飯能がこれまで大切にしてきたものは何か。
お客様から、どんな会社として愛されてきたのか。
そしてこれから、どんな存在になっていきたいのか。
これまで培ってきた企業らしさと、これから目指す未来。
その両方を改めて見つめ直し、企業としての価値を再定義するところから、私たちのリブランディング支援は始まりました。

まずは、つくる前に「知る」ことから。
デザインを始める前に行ったのは、新生オート飯能について深く知ること。
事業について。
会社の歴史について。
大切にしてきた考え方について。
お客様との関係について。
そして、これから目指していきたい姿について。
経営層へのヒアリングを通して、目に見える情報だけではなく、その背景にある想いや価値観まで紐解いていきました。
私たちが探していたのは、単に「格好いいロゴ」をつくるためのキーワードではありません。
新生オート飯能だからこそ持っている、ブランドの核となるもの。
まずはそれを見つけることから、プロジェクトはスタートしました。

画面の中だけでは、見つからないものがある。
ヒアリングで得られた情報を、さらに解像度の高いものにするため、実際に新生オート飯能の店舗へ足を運びました。
店舗の佇まい。
働くスタッフの姿。
スタッフとお客様との何気ないコミュニケーション。
訪れるお客様の雰囲気。
そして、店舗を取り巻く街並みや、そこを行き交う人たち。
資料だけではわからない、新生オート飯能がこの街の中でどのような存在なのかを、自分たちの目で確かめていきました。
そこにあったのは、自動車を販売する会社という一言だけでは表現できない、人と人との距離感や、地域とのつながり。
ブランドは、会社の中だけに存在しているものではない。
そんな実感を得ながら、新生オート飯能らしさの輪郭を少しずつ鮮明にしていきました。

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感覚的な「らしさ」を、共通の言葉へ。
ヒアリングと現地視察を通して集めたさまざまな情報。
次に行ったのは、それらを整理し、新生オート飯能というブランドを構成している要素を言語化することでした。
企業から連想されるキーワードを抽出し、その言葉一つひとつについてクライアントとディスカッション。
「これは自分たちらしい」
「この言葉は少し違う」
「これからは、もっとこちらを大切にしたい」
そんな対話とワークを繰り返しながら、これまで無意識のうちに共有されていた価値観を、一つひとつ共通言語へと変換していきました。
私たち独自のブランド設計フローを用いて整理したのは、表面的なイメージではなく、
「新生オート飯能とは、どんな存在なのか。」
という本質的な問いへの答えです。
これまで積み重ねてきた企業価値を守りながら、これから目指す姿までを含めてブランドのロジックを再定義していきました。

言葉になったブランドを、今度は「形」にする。
ブランドとして大切にしていく価値が明確になったことで、ようやくロゴデザインの工程へと進みます。
この時点で私たちが持っていたのは、単なるデザインの方向性ではありません。
新生オート飯能の過去と現在。
そこで働く人たちの想い。
お客様との関係性。
地域とのつながり。
そして、これから目指していく未来。
それらを一本の軸として持った上で、さまざまな視点・解釈からブランドを表現する複数のロゴデザインを制作しました。
ひとつの正解を最初から決めるのではなく、異なる可能性を可視化しながら、
「これからの新生オート飯能を象徴するものは何か」
を一緒に選んでいくプロセスです。

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最後にブランドを選んだのは、そこで働く人たち。
複数の提案から最終的なロゴを決定するにあたり、新生オート飯能では社内投票を実施。
これから会社を象徴していくブランドだからこそ、一部のメンバーだけではなく、実際にそこで働く人たちの意見を取り入れながら最終案を決定しました。
こうして完成した、新しい新生オート飯能のロゴ。
それは私たちが一方的につくったものではなく、ヒアリング、現地視察、ディスカッション、ブランド設計、デザイン提案、そして社内での選択。
多くの人が関わりながらつくられた、新生オート飯能自身のブランドです

ロゴの完成は、ゴールではなくスタート。
私たちは、ブランドはロゴをつくっただけでは完成しないと考えています。
大切なのは、そのブランドが会社の中で共通認識となり、日々のコミュニケーションやクリエイティブの中で使われ続けることです。
そこで、新しいブランドの世界観や表現方法を社内外で一貫させるための「共通のルールブック」として、ブランドガイドラインを制作しました。
ロゴの使用方法やカラー、タイポグラフィといったデザインルールだけではなく、
「なぜ、このブランドになったのか」
「これから何を大切にしていくのか」
という背景まで共有できるものとして設計しています。

ブランドを「知っている」から、「自分たちのもの」へ。
さらに、ガイドラインを納品して終わるのではなく、新生オート飯能のスタッフを巻き込んだブランドワークショップを実施しました。
新しいブランドがどのような考えから生まれたのか。
どのように表現していくべきなのか。
そして、一人ひとりがこれからブランドとどう関わっていくのか。
ブランドの背景や表現方法について講義・ワークを行い、社内で共通認識をつくるところまでサポートしました。
ブランディングは、まず社内から始まります。
働く人たち自身がブランドを理解し、日々の行動やアウトプットに反映していく。
その積み重ねがやがてお客様へ伝わり、企業としての印象を形づくっていく。
インナーブランディングから、アウターブランディングへ。
新しいロゴのお披露目ではなく、新生オート飯能の新しいスタートラインをつくること。
そこまでを含めて、今回のリブランディングプロジェクトと考えました。

つくられたブランドから、育っていくブランドへ。
プロジェクト終了後も、新生オート飯能のブランドづくりは続いています。
Webサイトをはじめ、スタッフパーカー、Tシャツ、ボックスティッシュ、うちわ、アクリルロゴキーホルダー、社内ノベルティなど、さまざまなタッチポイントへ新しいブランド表現が広がっています。
そして、その多くを制作しているのは、新生オート飯能のインハウスデザイナーです。
私たちは現在も、デザインコンサルティングを通してインハウスデザイナーを支援。
新しいブランドの考え方をそれぞれのクリエイティブへ落とし込み、自社の中でブランドを育てていける体制づくりをサポートしています。
ブランドを外部につくってもらい続けるのではなく、
自分たちの手で、自分たちのブランドを育てていける会社へ。
新生オート飯能のクリエイティブとブランドは、今も少しずつ進化を続けています。

CREATIVE MEMBER

  • Junta Hara

    Art Designer