蔵元歯科医院

インプラント治療

Implant Site

業種
歯科医院
地域
船橋市
担当範囲
サービスサイト

SUMMARY

要点

  • 課題 年間100本以上のインプラント治療実績と難症例への対応力がありながら、それを伝える場所が存在していなかった
  • やったこと 商圏・競合・検索キーワードの分析をもとに、患者さんの不安に答えるページを中心とした専門サイトを制作

年間 1600万円 業績アップ

プロジェクト概要

埼玉県蕨市で開業36年の「蔵元歯科医院」のインプラント専門サイトを制作し、あわせて広告バナーの制作と撮影ディレクションも担当しました。
「地元で難症例にも対応できるインプラントの専門医院」というポジションを、サイトの構成・写真・広告で一貫して打ち出し、無料カウンセリング予約の増加につなげました。

相談の背景・当初の要望

院長の蔵元先生は、歯科医師になった当初からインプラント治療の多い病院に勤め、他院で治療できなかった難症例も数多く手がけてきました。今も他院へ出向いて手術を手伝っており、年間100本以上の治療実績があります。

一方で、以前はこの強みが一般歯科のサイトの中に埋もれていて、インプラントを考えている患者さんに届いていませんでした。

ご相談のときにいただいた要望は次の3つです。

・インプラント治療の患者さんを増やしたい
・難症例に対応できることと豊富な実績を、きちんと伝えたい
・広告を出して、問い合わせにつなげたい

課題の整理・再定義

要望をそのまま形にする前に、ユーザー・競合・医院の3つの面から現状を整理しました。

この整理から、課題を次のように定め直しました。

「インプラントの患者を増やす」ではなく、「インプラントに不安がある地元の40〜70代が、『この医院なら相談してみよう』と無料カウンセリングに踏み出せる状態をつくる」

そのうえで、解決すべきことを3つに分けました。
① 治療への不安や疑問を解消する
② 地域でこの医院が選ばれる理由をはっきり示す
③ 相談するハードルを下げる

分析の視点・思考プロセス

医院がどこで勝負すべきかを見極めるため、次の5つの視点で調査・分析を行いました。

① 市場:誰が、何を求めて治療を受けるのか
厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、インプラントを入れている人は全体の約2.7%で、最も多い60〜70代でも3.5%ほどです。治療費は1本30〜40万円が相場で、保険はききません。歯を失う時期と年齢の関係から、メインターゲットは45〜74歳の男女に設定しました。求められているのは「自分の歯のように食事を楽しみたい」「入れ歯の取り外しから解放されたい」という点だと整理しました。

② 商圏:どこまでを集患エリアとするか
近隣6市の人口・医院からの距離・世帯収入をもとに、治療の見込み件数を出しました。蕨市だけでは年間約190件(月16件ほど)と市場が小さい一方、隣接する戸田市・川口市を含めると年間約1,970件まで広がります。このため、隣接市まで含めた集患設計が必要だと判断しました。

③ 競合:周辺の医院はどう発信しているか
蕨・戸田・川口・さいたまの4市で「市区町村名 インプラント」と検索し、上位の医院について広告の有無、専門サイトの有無、価格帯、保証内容を調べました。蕨市内の医院はどこも広告を出しておらず、専門サイトもありませんでした。広告枠は都内の大手医院が占めていました。価格は1本22万〜40万円台に集中していて差がつきにくい一方、保証期間は3〜5年が多く、蔵元歯科医院の10年保証ははっきりした強みになると分かりました。

④ 検索・広告:ユーザーはどんな言葉で探しているか
キーワードプランナーで検索数と入札単価を調べました。月間の検索数は蕨市で約1,200回、3市合計で約7,670回です。よく検索されていたのは「インプラント 費用」「インプラントとは」「相場」「ブリッジ」など、まだ治療法を比べている段階の言葉で、特に「費用」関連は直近3か月で大きく伸びていました。また、蕨市だけに広告を出す場合と3市に広げる場合で広告費を試算し、配信エリアを決める材料にしました。

⑤ コンテンツ:選ばれる医院は何を伝えているか
参考サイト12件の構成を「専門性」「権威性」「敷居払拭」「特徴」の4つの軸で分類しました。大手は実績や設備といった専門性・権威性を前に出す一方、地元の医院は全体的に情報が少ないという差が見えました。あわせて治療を終えた患者さん向けのヒアリングシートを作り、治療前のイメージや医院を選んだ理由など、実際の声を集める仕組みも整えました。

■見えてきたこと
分析の結果、「地元にいるインプラントの専門家」というポジションが空いていることが分かりました。規模で都内の大手と競っても勝ち目はありませんが、地元の一般歯科とは専門性で差をつけられます。さらに、患者さんの前にある大きな壁は「費用」「痛みや手術への恐怖」「他院で断られた経験」の3つで、ここに答えることが予約につながる鍵だと考えました。

デザイン方針・コンセプト

コンセプト:安心感や信頼感を最重要に。地域に密着した歯科医院でありながら、難症例にも対応できる強みを活かした大学病院のようなトンマナ表現を目指しました。

方針は次の3つです。

1. 専門性は「証拠」で見せる:年間100本以上の実績、開業36年、10年保証、他院で断られた方への対応。抽象的なほめ言葉ではなく、数字と事実で示す
2. 不安には先回りして答える:費用・痛み・流れ・治療後のことなど、検索から見えた疑問に、相談の前に答えておく
3. 顔が見える地元の安心感:院長とスタッフの人柄、院内の雰囲気、駅から近いこと

ターゲットは高額な自費治療を初めて検討する人で、比べる時間も長くなりがちです。目立たせるより「信頼できる」と納得してもらうことが大事だと判断しました。さらに、大手が前に出している「専門性・権威性」に、地元の医院ならではの「敷居の低さ」を組み合わせることで、ほかにないポジションをつくれると考えました。

具体的なデザインへの展開

■情報設計
患者さんの気持ちの流れに沿って5つのグループに分けました。

悩みから入るページ:インプラント治療が初めての方へ/他院でインプラント治療を断られた方へ
治療法ごとのページ:フルマウスインプラント/抜歯即日インプラント/オールオン4・6
不安を解消するページ:治療の流れ/治療費と保証/治療後のメンテナンス/よくある質問
信頼を伝えるページ:医院紹介/院長・スタッフ紹介/インプラント治療へのこだわり/治療実績
問い合わせ:無料カウンセリング/WEB予約

完了ページは予約の種類ごとに分け、検索結果に出ないよう設定(noindex)しました。どの経路から何件の予約があったか測れるようにするためです。コラムは「インプラントとは」「費用」のような情報を調べている段階の人を受け止める場所として用意しました。

■SEO・コピー
すべてのページのタイトルに「埼玉県蕨市」「インプラント治療」「蔵元歯科医院」を共通で入れ、地域名での検索に強くしました。ディスクリプションはページごとに検索の意図に合わせて書いています。トップページには「痛みと不安に配慮」「難症例」「セカンドオピニオン」「無料カウンセリング」を入れ、不安の解消と強みを一緒に伝えました。

■レイアウト・配色・UI
配色:
全体は白とブルーグレーの背景に、メインカラーとして落ち着いた青を使っています。
フッターや無料カウンセリングのボタンには深い紺を合わせ、医療機関に求められる清潔感と信頼感を出しました。
ファーストビューのテキストボックスの角や予約ボタンにはゴールドを差し色として入れ、自費診療らしい上質さを加えています。

書体:
見出しには明朝体、本文にはゴシック体を使いました。見出しで格調と専門性を、本文で読みやすさを担っています。
本文は16pxとし、40〜70代でも無理なく読める大きさにしています。

ファーストビュー:
院長の手術シーンの写真に青みのフィルターをかけ、その上に「蕨市で受ける難症例対応可能な インプラント治療」というキャッチコピーを大きく置きました。その下に「初めての方」「骨を理由に他院で断られた方」「セカンドオピニオン」に向けたリード文を続け、地域・専門性・相談のしやすさが最初の画面で伝わるようにしています。

レイアウト:
ファーストビューのすぐ下に「はじめての方へ」「診療予約」「アクセス・診療時間」などのアイコンボタンを並べ、目的のページへすぐ移動できるようにしました。そこから先は「初めての方へ → 院長挨拶 → 実績・専門性 → 悩み別の案内 → 10年保証 → 症例 → コラム → 無料カウンセリング」の順に並べています。まず不安を和らげ、次に信頼を積み重ね、最後に相談へ誘う流れです。各コンテンツは白いカードにまとめ、背景色と区別して情報の区切りが分かるようにしました。

UI:
・症例:「前歯1本」「奥歯1本」「奥歯複数」「全体的に欠損」のタブで、自分に近いケースを選べるようにしました。施術前後の写真に、主訴・治療内容・治療期間・費用・リスクや副作用を添えています。
・悩みからの導線:「このようなお悩みは当院までご相談ください」として、8つの悩みをイラスト付きのボタンで並べ、悩みから該当ページへ進めるようにしました。
・予約・問い合わせ:スマートフォンでは画面上部に「診療予約」「お問合せ」「メニュー」のボタンを固定し、画面下部にも「お急ぎの方(電話)」「無料相談」「WEB予約」の固定バーを置きました。どこまで読み進めても、すぐに予約や電話ができます。
・ページ下部のCTA:「無料カウンセリング」(紺)と「診療予約」(ゴールド)のボタンを色分けし、目的に合わせて選びやすくしています。

■写真
プロカメラマンによる撮影を企画し、約30カットを掲載ページごとに割り当てた撮影リストを作りました。撮影は2部に分けています。

13:00〜:スタッフの撮影(集合写真、院長の個別カット)
19:15〜:診療後の院内・施術シーンの撮影

院長は「自信のある表情」と「身振りを交えて説明する姿」の2種類を撮り、専門家としての頼もしさと話しやすさの両方を出しました。ほかに、衛生士が資料で説明する場面、CTの画面や生体モニターなどの設備、拡大鏡とオペ着を着けた手術シーン(少し下からあおる構図)、個室(広角)も撮影しています。「人」と「設備」の両方で、専門性と安心感を伝える狙いです。

■広告バナー(A/Bテスト)
40〜70代向けに、訴求の違う2案を作りました。

A案(具体的なメリット):「年間100本以上の治療実績」「駅近」「10年保証」「簡単予約」「セカンドオピニオン対応」
B案(地域名で自分ごとにしてもらう):「蕨市・さいたま市・川口市でインプラントにお悩みなら」「開業36年」「無料カウンセリング実施中」

どちらの訴求がターゲットに響くかを、実際の配信で確かめる設計にしました。

成果・振り返り

月間0件のところから月間9件のカウンセリングを記録し、月間5名の施術件数を獲得。
公開後、年間1600万円程の業績アップを実現。
SEO対策では、「蕨市 インプラント」などの地域+主要キーワードで1位を獲得。

LET’S TALK

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いまの状況を伺うところから。進め方や費用の目安もご説明します。

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