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ドローンスクールの集客戦略|資格取得の目的別に訴求を分ける広告設計

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ドローンスクールの集客で難しいのは、受講者の目的が大きく分かれることです。業務で必要になった人、独立や副業を考えている人、趣味で飛ばしたい人。この3者は予算も検討期間も判断基準も違います。同じ訴求で集めると、問い合わせは来ても受講に至りません。

さらにこの分野は制度が変化してきた領域です。無人航空機の操縦者技能証明制度が導入され、機体登録も義務化されています。制度に関する情報は変わる可能性があるため、集客の設計においても最新の一次情報を確認する前提が必要です。

この記事では、目的別の受講者像、商圏の考え方、法人受講の獲得、そして受講後につながる収益の設計を整理します。

この記事でわかること

・受講目的によって予算も検討期間も違う

・商圏は他の店舗業種より広く取れる

・法人受講は単価が高く、獲得の方法が違う

・制度は変わる前提で情報を扱う

・受講後の関係が収益を左右する

・成果は問い合わせ数ではなく受講単価で測る

受講目的によって設計が変わる

まず自校の受講者がどの層で構成されているかを確認してください。層によって、必要な情報も媒体も変わります。

目的 予算感 検討期間 重視すること
業務で必要 高い(会社負担が多い) 短い 取得できる資格、日程の融通
独立・副業 中程度 長い 取得後の仕事につながるか
趣味 低い 長い 費用、飛ばせる場所
法人の複数名受講 非常に高い 長い 研修としての完成度

業務で必要な層は、期限が決まっていることが多く即決されます。この層には日程と取得できる資格を明示することが有効です。一方、独立を考えている層は取得後に仕事があるかを重視するため、資格の説明だけでは判断できません。

趣味層は予算が最も低いため、業務層と同じ訴求では価格に対する納得が得られません。訴求を分けてください。

業務層は日程と資格、独立層は取得後の展望で判断する。

同じ訴求で集めると、受講率が下がる。

商圏は他の店舗業種より広く取れる

ドローンスクールは数日間の集中受講が中心のため、通学型の店舗より商圏を広く設定できます。

受講形式 商圏の目安 配信設計
数日間の集中 県内から近隣県 広めに設定してよい
週末に分割 通える範囲 所要時間で区切る
宿泊を伴う 全国 地域を限定しない
出張講習 対応可能な範囲 対応エリアを明示する

宿泊を伴う形式に対応している場合、地域を限定した配信はかえって機会を減らします。ただし広く配信するほど競合も増えるため、自校の特徴が明確でないと費用対効果が下がります。

エリア設定の考え方はGoogle広告の地域ターゲティング設定方法|商圏に絞った集客のコツを参照してください。

集中受講や宿泊対応があれば、商圏は広く取れる。

広く配信するほど競合も増えるため、特徴の明確化が必要。

法人受講は獲得の方法が違う

法人が複数名を受講させる案件は単価が大きく、継続的な関係にもなりやすい領域です。ただし個人向けと同じ集客方法では取れません。

  • 研修として成立する内容であることを示す(カリキュラム、期間、修了要件)
  • 受講後に社内でどう活用できるかを、業種ごとに具体化する
  • 見積の形式と、複数名の場合の条件を明示する
  • 出張講習に対応できる範囲を書く
  • 問い合わせの窓口を、個人向けと分ける

法人は稟議を通す必要があるため、判断材料を持ち帰れる形で提供することが重要です。個人向けの申込フォームだけでは、社内での検討が進みません。資料として渡せる形が必要になります。

資料を用いた獲得設計は資料ダウンロードでリードを獲得する設計|記事の要約を配っても取れない理由が参考になります。

法人は稟議のため、持ち帰れる資料が必要になる。

個人向けの申込フォームだけでは検討が進まない。

制度は変わる前提で情報を扱う

この分野は制度が整備されてきた領域であり、今後も変更の可能性があります。集客用の情報として制度を説明する場合、扱い方に注意が必要です。

扱う情報 注意点 対応
資格制度の内容 変更される可能性がある 確認日を明示する
飛行の許可承認 運用が変わることがある 所管の情報を参照先として示す
機体登録 義務の範囲が変わりうる 最新の要件を確認する
取得後にできること 誤解が生じやすい できない範囲も明記する

資格を取得すれば無条件に何でも飛ばせる、という誤解を生む表現は避けてください。受講後の不満につながり、口コミにも影響します。できない範囲を明示するほうが、結果的な信頼につながります。

制度に関する記述は、必ず所管する官公庁の最新情報を確認したうえで書いてください。

制度は変わりうるため、確認日と参照先を明示する。

できない範囲を書くほうが、受講後の不満を防げる。

受講後の関係が収益を左右する

受講は基本的に一度きりです。しかし受講後の関係から、追加の収益が生まれます。

受講後の展開 内容 成立する条件
上位資格・追加講習 段階的な取得 初回の満足度
機体の購入相談 販売や仲介 取扱いがあること
業務の紹介 案件の受け渡し 自社に案件があること
紹介による新規 受講者からの推薦 満足度が高いこと
法人からの追加受講 継続的な人材育成 研修としての評価

紹介が発生する状態を作れると、広告依存度が下がります。この分野は受講者同士のつながりが生まれやすく、口コミの影響が大きい領域です。修了後のフォローは集客施策としても機能します。

受講は一度きりだが、受講後の関係が追加収益を生む。

紹介が発生すると、広告依存度が下がる。

媒体ごとの役割

検討期間が長い層が多いため、検索広告だけでは足りません。

媒体 役割 対象層
検索広告 すでに探している層の獲得 業務で必要な層
解説記事 調べる段階での接触 独立・趣味層
資料ダウンロード 法人の検討材料 法人
地図表示 所在地と評判 通学圏内の層
紹介 受講者からの拡大 全層

「資格を取ると何ができるのか」を調べている段階の層は、検索広告では捉えにくい層です。この段階に届く情報を用意すると、競合が少ない状態で接触できます。

検討期間の長さから媒体を選ぶ考え方は自社の業種に合う集客チャネルの決め方|業種名ではなく4つの軸で選ぶで整理しています。予算の決め方は広告予算はいくらが適正?売上比率ではなく粗利から決める方法を参照してください。

検討期間が長い層には、調べる段階での接触が有効。

法人向けには、持ち帰れる資料を用意する。

成果は問い合わせ数ではなく受講単価で測る

問い合わせ数を目標にすると、予算の合わない層からの問い合わせが増えます。

見る指標 分かること 頻度
受講決定数 実質の成果 毎月
受講1件あたり単価 層の構成 四半期
法人案件の比率 収益の安定性 四半期
問い合わせから受講までの率 訴求と層の一致 毎月
紹介経由の比率 満足度の指標 半期

受講率が低い場合、広告の問題ではなく訴求と層のずれが原因であることが多くなります。どの層からの問い合わせが多いかを確認してください。指標の考え方は広告のCPA目安はどう決めるか|業種別平均が使えない理由を参照してください。

問い合わせ数ではなく、受講決定数と単価で判断する。

受講率が低いのは、訴求と層のずれであることが多い。

よくある失敗

全目的に向けた訴求にする

業務、独立、趣味では予算も判断基準も違います。どの層にも刺さらない訴求になります。

資格取得後にできることを誇張する

受講後の不満と口コミの悪化につながります。できない範囲も明記してください。

法人向けに個人と同じ導線を使う

稟議のために持ち帰れる資料が必要です。申込フォームだけでは検討が進みません。

制度の説明を更新しない

変更される可能性がある領域です。確認日を明示し、定期的に見直してください。

修了後のフォローをしない

紹介と追加受講の機会を失います。この分野は口コミの影響が大きい領域です。

よくある質問

商圏はどこまで広げるべきですか

受講形式によります。数日間の集中受講や宿泊対応がある場合、地域を限定するとかえって機会を減らします。一方、週末に分割する形式では通える範囲に限られます。自校の形式に合わせて設定してください。

価格競争になった場合はどうすべきですか

価格を下げる前に、受講者の目的別構成を確認してください。趣味層の比率が高い場合は価格の影響を受けやすく、業務層や法人の比率が高い場合は日程や研修としての完成度で判断されます。層を変えることで競争の土俵を変えられます。

取得後の仕事を紹介すべきですか

独立を考えている層には強い訴求になります。ただし紹介できる案件がない状態で示唆すると、受講後の不満につながります。実態がある場合のみ、範囲を明確にして示してください。

SNSでの発信は有効ですか

飛行の様子や撮影した映像は関心を集めやすい領域です。ただし飛行に関する法令を遵守した内容であることが前提になります。違反が疑われる内容の発信は、スクールとしての信頼を損ないます。

制度について記事で解説してもよいですか

有効ですが、必ず所管する官公庁の最新情報を確認してください。制度は変更される可能性があり、古い情報を掲載したままにすると誤解を招きます。確認日を明示し、定期的に見直す運用を前提にしてください。

まとめ

ドローンスクールの集客では、受講目的によって受講者像が大きく分かれることを前提に設計してください。業務で必要になった人は期限があるため即決されやすく、日程と取得できる資格が判断材料になります。独立を考えている人は取得後に仕事があるかを重視し、趣味層は予算が最も低くなります。同じ訴求で集めると、問い合わせは来ても受講に至りません。

この業種は集中受講の形式を取ることが多く、他の店舗業種より商圏を広く設定できます。宿泊を伴う形式に対応しているなら、地域を限定した配信はかえって機会を減らします。ただし広く配信するほど競合も増えるため、自校の特徴が明確でなければ費用対効果は下がります。

収益面で大きいのは法人受講です。単価が高く継続的な関係にもなりますが、稟議を通す必要があるため、個人向けの申込フォームだけでは検討が進みません。持ち帰れる資料として判断材料を提供する導線が必要になります。また制度が変わりうる領域であるため、情報を扱う際は確認日を明示し、できない範囲も明記してください。誇張は受講後の不満と口コミの悪化に直結します。

当社では広告代行において、対象層の整理と媒体設計をご相談いただけます。法人向けの資料設計を含めた検討はお問い合わせよりご連絡ください。

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