商品カタログを作り直したい。見積もりを取ると、1ページ2万円の会社もあれば、総額100万円を超える会社もある。どこまで払うのが妥当なのか。製造業や卸売業の方から、この相談をよく受けます。
カタログの費用を比べる前に決めることは、1ページの単価ではなく、何部を誰に渡し、何年使うかです。カタログはチラシと違い、作る費用のほとんどがデザインと原稿と撮影で、印刷は1割に届かないことが多くあります。そのうえ価格や仕様が変わるたびに直す費用がかかるため、最初の見積もりだけを比べると、数年後に総額が逆転します。
この記事では、費目ごとの単価の幅、A4・16ページでの総額の試算、印刷費が総額に占める割合、価格を本体に入れた場合と別紙にした場合の5年分の総額、受注と粗利から出す予算の上限、見積もりで揃える項目を、商品カタログを作る中小企業の発注側を前提に整理します。構成や並べ方は商品カタログの作り方|商品順ではなく、買い手が絞り込む順に並べるで扱っているため、ここでは費用に絞ります。
この記事でわかること
・費目の目安は、企画・構成7万〜15万円程度、表紙のデザイン4万〜6万円程度、中面のデザイン1ページ2万〜3万円程度、原稿1ページ2万〜4万円程度、撮影は半日〜1日で3万〜8万円程度
・A4・16ページ・1,000部の試算では、印刷費は約5万円で総額の1割未満。部数を減らしても総額はほとんど変わらない
・1部の原価は総額 ÷ 実際に渡した部数で決まる。刷った部数ではない
・価格を本体に刷り込むと、毎年の改定で直しと刷り直しが続き、5年分の総額が別紙にした場合より約50万円多くなる(仮の単価での試算)
・予算の上限はカタログを渡した相手からの年間受注 × 1件の粗利 × カタログに割く割合 × 使う年数で置く

カタログ制作の費用は、何で決まるか
結論として、カタログの総額は「作る費用(デザイン・原稿・撮影)+印刷費+改訂の費用」で、最も大きいのは作る費用です。そしてその作る費用を動かすのは、ページ数そのものより、載せる商品の点数と、原稿と写真を誰が用意するかです。
| 費用を決めるもの | 決まり方 | 動かす条件 |
|---|---|---|
| 商品の点数 | 撮影・原稿・確認の量がそのまま増える | 全点を載せるか、主要な商品に絞って残りはWebに置くか |
| 原稿と写真の用意 | 自社で用意するか、制作側に頼むかで原稿費と撮影費が変わる | 仕様の数値や既存の写真が社内にあるか |
| ページ数 | 商品点数と1商品あたりの情報量の結果として決まる | 1商品1ページか、1ページに複数を載せるか |
| 部数 | 印刷費だけが動く。総額への影響は小さい | 年に何部を誰に渡すか |
| 改訂の回数 | 価格・仕様・ラインナップが変わるたびに直しと刷り直しがかかる | 変わる情報を本体に入れるか、別紙やWebに出すか |
ページ数は、商品点数と1商品あたりに要る情報量から出る結果です。ページ数を先に決めて見積もりを取ると、載せきれずに途中でページが増えるか、詰め込みすぎて読めない紙面になります。先に決めるのは、買い手が絞り込むために要る情報は何かで、ページ数はそのあとに台割へ落として出します。
費目ごとの単価の幅
カタログの見積もりは、企画・デザイン・原稿・撮影・印刷の5つの費目に分かれます。総額だけを比べると、どの費目が含まれていないかが見えません。
| 費目 | 目安 | 中身 | 金額が上がる条件 |
|---|---|---|---|
| 企画・構成 | 7万〜15万円程度 | 誰に渡すか、章立て、台割、進行の管理 | 商品点数が多い、関わる部署が多い |
| 表紙のデザイン | 4万〜6万円程度 | 表紙と裏表紙。冊子の顔になる部分 | ロゴやイメージ写真の作り込み、特殊な加工 |
| 中面のデザイン | 1ページ2万〜3万円程度 | 商品ページ、仕様表、索引の組版 | 仕様表が細かい、1ページの商品数が多い |
| 原稿 | 1ページ2万〜4万円程度 | 紹介文、選び方の説明、仕様の整理 | 取材が要る、技術的な内容を書き起こす |
| 撮影 | 半日〜1日で3万〜8万円程度 | 商品の撮影。切り抜きや色の補正は別のことが多い | 点数が多い、スタジオや人物の撮影が要る |
| 印刷 | 仕様と部数で決まる(下の試算を参照) | 用紙、ページ数、部数、綴じ方 | 厚い紙、特殊な加工、少ない部数で単価が上がる |
目安の数字は、比較サイトや制作会社が公開している料金の解説に多く見られる幅で、公的な統計ではありません。表紙と中面で単価を分けるのは一般的で、テンプレートを使って中面の単価を下げる会社もあります。
原稿費は、自社で仕様の数値と紹介文の下書きを用意できれば、大きく下がります。反対に、技術的な内容を制作側が一から書き起こす場合は、取材と確認の時間がかかるため、デザイン費と同じかそれ以上になります。仕様の数値の確認だけは、どちらの場合も社内に責任者を置きます。刷り上がってからの誤りは回収できないためです。
A4・16ページで総額を試算する
試算すると、印刷費は総額の1割に届きません。A4・16ページ(表紙まわり4ページ、中面12ページ)、商品40点、1,000部の冊子を例に、上の幅の中から置いた仮の単価で当てはめます。
| 費目 | 原稿を自社で用意する場合 | 原稿も依頼する場合 |
|---|---|---|
| 企画・構成 | 10万円 | 10万円 |
| 表紙のデザイン | 5万円 | 5万円 |
| 中面のデザイン(12ページ×2万5,000円) | 30万円 | 30万円 |
| 原稿(12ページ×3万円) | 0円(社内の時間はかかる) | 36万円 |
| 撮影(商品40点、1日) | 8万円 | 8万円 |
| 印刷(1,000部) | 約5万円 | 約5万円 |
| 合計 | 約58万円 | 約94万円 |
| 印刷費の割合 | 約9% | 約5% |
印刷費は、通販型の印刷会社が公開している中綴じ冊子の代表価格(A4・16ページ・1,000部・表紙と本文とも光沢紙110kg、49,698円〜、税込)を使いました(出典:ラクスル「冊子印刷」。2026年10月25日時点)。用紙や加工、送料で変わるため、実際は仕様を決めて見積もりを取ります。
この構成では、印刷を安い会社に替えても総額は数%しか動きません。削る余地が大きいのは、原稿を誰が用意するか、商品点数をどこまで載せるか、の2つです。
1部の原価は、刷った部数ではなく渡した部数で割る
1,000部刷った約58万円のカタログの原価を、1部580円と考えるのは早すぎます。1部の原価は、総額を「実際に相手に渡した部数」で割った金額です。
| 改訂までに渡した部数 | 1部あたりの原価(総額約58万円) | 起きていること |
|---|---|---|
| 1,000部 | 約580円 | 刷った分をすべて使い切った |
| 500部 | 約1,160円 | 半分が倉庫に残ったまま改訂を迎えた |
| 300部 | 約1,930円 | 展示会と請求の分しか出ず、残りは廃棄 |
印刷費が総額の1割未満なので、多めに刷ること自体の損は小さく済みます。問題は、作る費用が渡す数に対して大きすぎることです。年に数十部しか渡さないなら、冊子を刷らずにPDFやWebページで済ませるほうが、1部あたりの原価は大きく下がります。紙・PDF・Webの役割の違いは、冒頭で挙げたカタログの作り方の記事で扱っています。
部数を決めるときは、改訂の周期までに渡せる数から逆算します。展示会で配るなら、来場者のうち渡したい相手の数を見積もります。展示会で集めた名刺のその後の扱いは展示会で集めた名刺を商談につなげる方法|フォローの順序と、追わない基準で扱っています。
価格改定のたびに刷り直すと、5年で総額が逆転する
カタログの費用は、作った年だけで終わりません。価格・最小ロット・仕様が変わるたびに、直す費用と刷り直す費用がかかります。価格を本体に刷り込んだ場合と、別紙の価格表にした場合を、毎年1回価格を改定する前提で5年分並べます(単価はいずれも仮の数字)。
| 項目 | 価格を本体に刷り込む | 価格を別紙の価格表にする |
|---|---|---|
| 初年度の制作と印刷 | 約58万円 | 約58万円+価格表 約3万円 |
| 毎年の改定でかかるもの | 価格が載る12ページの修正(1ページ1万円)12万円+冊子の刷り直し 約5万円 | 価格表1枚の修正 2万円+印刷 約1万円 |
| 改定1回あたり | 約17万円 | 約3万円 |
| 2〜5年目の4回分 | 約68万円 | 約12万円 |
| 5年分の総額 | 約126万円 | 約73万円 |
差は約53万円で、最初に作ったカタログ1冊分に近い金額です。しかも本体に刷り込んだ側は、刷り直しのたびに古い冊子の在庫を捨てることになります。費用を惜しんで刷り直しを見送ると、古い価格のカタログを配り続けることになり、取引先との食い違いが起きます。
ラインナップや仕様が変わったときは、どちらの場合も本体の改訂が要ります。ここで効くのが、改訂の単位を章で揃えておくことと、編集できる元データを手元に持っていることです。元データが手元に無いと、改訂を他社に頼めず、最初の会社に頼むか作り直すかの二択になります。
改訂の単価は、最初の見積もりで決めておく
最初の制作費だけを比べて決めると、改訂のときに単価の交渉から始まります。1ページの修正、価格表の差し替え、商品1点の追加の単価を、最初の見積もりに一緒に出してもらいます。5年分の総額は、この単価でほぼ決まります。
予算の上限は、受注と粗利から置く
カタログにいくらまで払ってよいかは、平均の相場ではなく、カタログを渡した相手から取れる受注で決まります。式は次のとおりです。
| 項目 | 式 |
|---|---|
| 1年あたりの上限 | カタログを渡した相手からの年間受注件数 × 1件あたりの粗利 × カタログに割く割合 |
| 総額の上限 | 1年あたりの上限 × 改訂までに使う年数 |
カタログに割く割合を20%(仮の数字)として当てはめます。
| 状況 | 1年あたりの上限 | 3年使う場合の上限 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 年6件、1件の粗利50万円 | 60万円 | 180万円 | 作り込んだ冊子と撮影まで含めて依頼できる |
| 年2件、1件の粗利50万円 | 20万円 | 60万円 | 原稿と写真を自社で用意し、デザインと印刷を依頼する |
| 年1件、1件の粗利30万円 | 6万円 | 18万円 | 冊子を刷らず、Webページか簡易なPDFで足りる |
カタログを渡した相手からの受注には、カタログが無くても取れた分が含まれます。そのため、この式で出るのは「これ以上は払わない」上限で、払ってよい目安ではありません。カタログを作る前に、営業がどの段階で何部渡しているか、渡した相手のうち何件が受注したかを、今の資料で数えておくと上限が置けます。問い合わせから受注までを段に分ける考え方はKPIツリーの作り方|掛け算の段はどこを動かしても効き方は同じで、選ぶ基準は動かす費用と上限、月30件を切る段より下は分解しないで扱っています。
製造業では、カタログ請求そのものが検討の進んだ引き合いになります。取りたい引き合いの条件から考える方法は製造業のWebマーケティングは何を増やすべきか|問い合わせ数より先に決める、取りたい引き合いの条件で扱っています。
撮影の費用は、点数と既存の写真で決まる
撮影の費用は、カット数と、切り抜きや色の補正の有無で決まります。商品点数が多いカタログでは、撮影が制作費の大きな割合を占めることがあります。
| 確かめること | 費用への影響 | 決め方 |
|---|---|---|
| 既存の写真を使えるか | 使えれば撮影費が要らない | 解像度が印刷に足りるか、色が揃っているかを確かめる |
| メーカーから支給された写真か | 撮影は要らないが、使える範囲が決まっている | カタログへの掲載が許諾の範囲に入るかを確かめる |
| 1商品のカット数 | 正面だけか、角度違い・使用場面まで撮るかで倍になる | 買い手が比べるのに要る角度だけにする |
| 切り抜き・色の補正 | 1カットごとに別料金のことが多い | 背景を白で撮れば切り抜きを減らせるかを相談する |
| 撮影した写真の使い道 | Webや展示会で使えるかで、同じ費用の価値が変わる | カタログ以外にも使える契約にする |
撮影した写真をWebサイトや広告にも使えるようにしておくと、同じ撮影費で使い道が増えます。撮影前に決めることと当日の進め方はWeb用写真のディレクション|撮影前に決めるべきことと当日の進め方で扱っています。
見積もりで揃える6つ
カタログの見積もりは、「1ページ」の数え方や、含まれる作業が会社ごとに違うため、総額だけでは比べられません。次の6つを揃えてから比べます。
| 確かめること | 望ましい状態 | 決めていないと起きること |
|---|---|---|
| 1ページの定義 | 片面1ページか見開きか、表紙を何ページと数えるかが書いてある | 同じ単価でも、総額が倍近く違う |
| 原稿の範囲 | 自社の下書きを整えるのか、取材して書き起こすのかが分かれている | 原稿費が含まれていると思っていたら別だった |
| 校正の回数と色の確認 | 含まれる校正の回数と、色見本(色校正)の有無が分かる | 数値の直しで回数を使い切る。刷り上がりの色が想定と違う |
| 撮影と画像の処理 | カット数、切り抜き、色の補正が含まれるかが分かる | 撮影後に処理の費用が追加になる |
| 編集できる元データ | 組版の元データ(InDesignなど)と画像を受け取れる | 改訂を他社に頼めず、最初の会社か作り直しになる |
| 改訂の単価 | 1ページの修正、商品1点の追加、価格表の差し替えの単価がある | 改訂のたびに単価の交渉から始まる |
デザインの著作権を譲り受けても、元データが手元に無ければ自社や他社で直すことはできません。権利と元データの考え方はホームページの著作権は誰のものか|譲渡しても直せない場合と、ドメインで手が止まる理由で、見積もりで会社を比べる観点はデザイン制作会社の選び方|見積り比較で確認すべきポイントで扱っています。
個人のデザイナーに頼むときは、取引条件を先に示す
個人のデザイナーに依頼する場合、発注する会社には、フリーランス・事業者間取引適正化等法(2024年11月1日施行)の義務がかかります。依頼したら直ちに、作るもの、報酬の額、支払期日などの条件を、書面かメール・チャットで示します。従業員を雇っている会社などは、納品を受けた日から60日以内のできる限り短い期間で支払います(出典:公正取引委員会「フリーランス・事業者間取引適正化等法 Q&A」)。
1ページの定義や改訂の単価も、このときに一緒に書いておくと、改訂のたびに交渉が要りません。個人と会社の費用差の中身はフリーランスと制作会社、依頼するならどちらか|費用差の正体と発注側に生じる義務で扱っています。
費用を抑えてよい所と、削ってはいけない所
| 項目 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 本体に刷り込む価格 | 別紙に出す | 改定のたびに全ページの直しと刷り直しがかかる |
| 全商品の掲載 | 主要な商品に絞り、全点はWebに置く | 撮影・原稿・確認の量が点数に比例して増える |
| 印刷の部数 | 改訂までに渡せる数にする | 印刷費は小さいが、使わない冊子は廃棄になる |
| 表紙の特殊な加工や紙 | 削ってよい | 成果への影響が読みにくい |
| 仕様表の組み方と索引 | 削らない | 探せるかどうかに直結し、カタログの役割そのもの |
| 数値の確認 | 削らない | 刷り上がってからの誤りは回収できない |
| 編集できる元データ | 削らない | 改訂の費用と依頼先の選び方が、ここで決まる |
会社案内と1冊にまとめて費用を抑える方法は、更新の周期が違うものを同じ紙に綴じることになり、改訂のたびに会社案内の部分まで刷り直しになります。会社案内の部数と費用の考え方は会社案内パンフレット制作の進め方|作るべきかの判断と費用の考え方で扱っています。
自社で作るか、依頼するか
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 渡す数が年に数十部、商品点数も少ない | Webページか簡易なPDFで済ませる | 作る費用が渡す数に対して大きすぎる |
| 原稿と写真は社内にあり、見た目を整えたい | デザインと印刷を依頼する | 原稿費と撮影費がかからず、総額を半分近くにできる |
| 何をどの順に載せるか決まっていない | 構成の提案から依頼する | 並べ方が、カタログが使われるかどうかを決める |
| カタログとWebの商品ページを一緒に直したい | 印刷物とWebの両方を受ける会社に依頼する | 写真と原稿を一度で作り、両方に使える |
販促物の中でカタログを作るべきかどうかの判断は販促物は何を作るべきか|種類ごとの使い分けと、品目より先に決める4つの条件で扱っています。同じ「固定費を部数で割る」考え方は、印刷物ではチラシ制作の費用相場|デザイン料を比べる前に、何枚刷って何回使うかで1枚あたりの原価を出し、元が取れる反応率を確かめるでも使っています。
よくある失敗
1ページの単価だけで依頼先を選ぶ
1ページの数え方や、原稿・撮影・校正が含まれるかは会社ごとに違います。単価が安くても、含まれない作業が後から追加になれば総額は逆転します。費目ごとに揃えてから比べます。
印刷会社を替えて費用を下げようとする
試算では印刷費は総額の1割未満です。印刷を安くしても総額は数%しか動きません。下げる余地が大きいのは、原稿を誰が用意するかと、載せる商品の点数です。
価格を本体に刷り込む
毎年の価格改定で、直しと刷り直しが続きます。5年分で比べると、別紙にした場合より冊子1冊分に近い金額が余計にかかります。
改訂の単価を決めずに発注する
最初の制作費だけで決めると、改訂のたびに単価の交渉から始まります。修正・追加・差し替えの単価を、最初の見積もりで出してもらいます。
元データを受け取らない
画像やPDFだけを受け取ると、改訂を他社に頼めず、最初の会社に頼むか作り直すしかなくなります。組版の元データと画像を受け取る契約にします。
よくある質問
カタログ制作の費用相場はいくらですか
費目の目安は、企画・構成7万〜15万円程度、表紙のデザイン4万〜6万円程度、中面のデザイン1ページ2万〜3万円程度、原稿1ページ2万〜4万円程度、撮影は半日〜1日で3万〜8万円程度がよく見られる幅です。いずれも公開されている料金の解説に基づく目安で、公的な統計ではありません。A4・16ページ・1,000部の仮の試算では、原稿を自社で用意して約58万円、原稿も依頼して約94万円になりました。
部数を減らせば安くなりますか
総額はほとんど変わりません。仮の試算では、印刷費は総額の1割未満でした。費用のほとんどはデザイン・原稿・撮影で、部数に関係なくかかります。部数は、改訂までに渡せる数から決めます。
紙のカタログとPDFのどちらで作るべきですか
渡す数と場面で決めます。年に渡す数が少なければ、作る費用を渡す数で割った1部の原価が高くなるため、PDFやWebページのほうが合います。訪問や展示会で手渡し、その場で比べてもらう場面が多いなら紙が要ります。
改訂にはいくらかかりますか
直すページ数と、刷り直す部数で決まります。価格を本体に刷り込んでいると、価格改定のたびに価格が載るページすべての修正と冊子の刷り直しがかかります。価格を別紙にすれば、価格表1枚の差し替えで済みます。修正の単価は、最初の見積もりで決めておきます。
まとめ
カタログ制作の費用は、作る費用(デザイン・原稿・撮影)+印刷費+改訂の費用で、最も大きいのは作る費用です。仮の試算では印刷費は総額の1割未満で、部数を減らしても総額はほとんど変わりません。
1部の原価は、総額 ÷ 実際に渡した部数で決まります。予算の上限は、カタログを渡した相手からの年間受注 × 1件の粗利 × カタログに割く割合 × 使う年数で置きます。渡す数が少なければ、冊子を刷らない判断もあります。
比べるのは、最初の見積もりではなく数年分の総額です。価格は別紙に出し、見積もりでは1ページの定義、原稿の範囲、校正、撮影の処理、編集できる元データ、改訂の単価を揃えます。
商品カタログや販促物の制作は販促・広告デザインで、カタログの内容をWebの商品ページとして検索から見つけてもらう作り方はWEB制作・ホームページ制作で承っています。これまでの制作物は制作実績、会社紹介資料は資料ダウンロードから、ご相談はお問い合わせからご連絡ください。